コレは、俺がまだ小学生の頃のお話です。

当時は『3億円事件』が時効になるだの何だのと騒がれていた時代で、

その当時に流行っていた、とあるカタカナ語がどうしても思い出せず、

恐らく兄貴なら知っているだろうと思って、俺は2つ年上の兄貴にこう聞いてみた。




「なぁ兄ちゃん何だっけ?目とか鼻とか入れ替えて、犯人の顔を作る写真の事…」





兄貴は「さぁな?」と、知らない振りをしてはぐらかすが、

その表情は、いかにも『知っているくせして、わざとに教えてくれない』という表情だ。





う~そうかぁ~。





教えてくれないのかぁ~。





自力で考えるしかないのかぁ~。(汗)





しかしどう考えても、それのヒントとなるワードすら出て来ない。

唯一のヒントといえば、5文字程度のカタカナ語という事だけだ。

で、その5文字程度のカタカナ語が、

何故か『ビリヤード』しか浮かんで来ない。ww

ちなみに当時は『ビリヤード』自体もどういうものかよく分かっていなかったが、

もちろん『ビリヤード』が、答えとして正しくない事くらいは分かっている。

しかし、そうこうしているうちにその『ビリヤード』が頭の中をエンドレスで駆け巡りはじめ、

ますます他のワードの入る余地がなくなってしまった。ww

いよいよ困った俺は、わざと兄貴に聞こえるように、こう言ってみた。




「う~ん…分かんないなぁ~…何だっけ…?ビリヤード写真でもねーし…。」





すると兄貴はゲラゲラ爆笑しながら、

「モンタージュだぁ~!」と、教えてくれた。





あぁ、そうそう!





ソレ、ソレ!





モンタージュモンタージュ!





あぁ~スッキリした~。(^-^;




更に兄貴は、

「ビリヤードったらお前、棒で球突っついて穴に落とすゲームだべや。」

と続ける。





あ、あぁ~、

そう言われてみれば、そうだった!(^-^;





以来俺は今日に至るまで『モンタージュ』を、1日たりとも忘れた事はない。

兄ちゃん、どうもありがとう。(^-^;