~後編~

この映画を通して私が感じたことは、
「誤魔化すことなくきちんと正面から向かい合う」
「相手の事を想う気持ち」
これが本当に大事だという事。
改めて思った。

一日母親の所に泊まりに行ったが、
母親とは折り合いがつかず、
彼女の担当保育士が、
「お母さんの所に泊まれてよかった?」
と聞いたら、9歳の彼女は、
「うん、良かったと思うよ。
だって、あれが最後でしょ。」と。
彼女の母親は、もうこの子とは生活できません、
と施設に言ったそうです。

9歳の彼女は、ツンとした行動に、
表情もきつく、言葉使いも荒々しかった。

だけど、彼女の10歳の誕生日、
長年彼女を担当している保育士が、
涙しながら「10歳の誕生日、おめでとう。
私は〇〇ちゃんの事がとっても大好きです。
どんな〇〇ちゃんでも大好きだからね。
ずっとそばにいるからね。」と
言ったとき、10歳になった彼女の表情が、
本当に可愛らしく、子供らしく、
優しい顔をしていた。
目に涙を浮かべ、優しい目をしていた。


例え血が繋がっていなくても、
自分の信頼できる、甘えられる人が
隣にいてくれることの嬉しさ、安心さを
彼女は感じたのだと思う。

それは彼女と向き合っっている保育士さんが、
「誤魔化すことなくきちんと正面から向かい合う」
「相手の事を想う気持ち」
を大切にしていたからではないかな・・・と思った。

『誰もひとりでは生きていられない』
この映画のチラシに書いてある言葉。

本当にそうだと思う。

今日は久々に、色々と感じたし、
考えた。

『隣る人』は6月29日までポレポレ東中野で公開。
(最終日未定)15日までは確実に上映しています。

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