昨日はNLEX高速道路を使って自宅に戻りました。
バリンタワッグの出口からNorth Edsa方面は夜11時前というのに大渋滞でした。

フィリピン人運転マナーが最悪というのは今や世界的にも有名ですが、譲りあうなんて全く考えられずに、ひたすら、自分だけが先に行きたいと言う、まるでゲームかレースのような運転です。

スポーツカーがそれをやるなら、まだわかりますが、バスや、トラック、タクシーといった業務用車両、安全運転が何より優先されるべき職業ドライバーたちが悪質です。

パッシングしてあおって、ウインカーも出さないで車線変更を繰り返します。
コーナーで徐行したら、その隙を狙って追い抜きに来ます。
基地害ばかりです。

昨夜の大渋滞はその狂気の沙汰を証明するかのように、4か所で事故があったからでした。
距離にして5キロ以内で6車線もある幹線道路なのに、関連のない4つの接触事故です。

あきれてしまいますが、こういうことがあっても誰も反省もしないし、「俺はあんなヘマはしない」くらいしか思っていないでしょう。

フィリピンでは1週間に一度、車に乗れない日があります。(カラーコーディング)
ナンバーの末尾で1,2は月曜、3,4は火曜、という風に少しでも渋滞を少なくするためにある制度なのでしょうが、効果があるのかないのか、渋滞はちっとも減ってないですね

そんな変な制度よりも、車検制度を取り入れて、もう20年以上乗ってるようなオンボロで排気ガスまき散らす整備不良車には許可を取り消し、環境面にも配慮した制度になってほしいものです。

日本のように、廃車も多いと、車の全体数は増えるばかりではないと思いますが、フィリピンでは捨てることが無いのか、増え続けてる印象です。

自由競走はいいけど、バスやジープなどの客盗り合戦は渋滞の元凶になっています。
満席になるまで発車せずに待機し続けて車線をふさぎます。

台数が非常に多いのでバスやジープは電車の駅やショッピングモールなどでは何台も空車が待っていて無駄な時間を運転手はそこで費やし、その無駄な時間を挽回するために運転中は狂ったような運転をします。

先日、私の車が、コーディングで使えない時に久しぶりに電車(LRT2)とタクシーに乗りました。

LRT2は、MRT,LRT1に比べて、乗客が少なく感じました
午後2時頃というのもありますが、、エスカレーターが無いことを除けば、非常に快適でした。

ホームはこんなに人が少なくてびっくりです
電車が入ってきた写真です
みんな乗り込んだ後ではありませんよ。

$タバチンのブログ

CUBAO駅で下車して、そこからはタクシーに乗りました。
乗り場に行くと、タクシーがたくさん待っていて、お客はいません。

夕方以降はこれが反対にタクシーが足りないくらいになりますが、午後2時過ぎだと空車が多いんですね。

大嫌いなタクシーに乗り込み、発車したとたんに運転手は、レーシングドライバーに変身しました(笑)

あまりにひどいので、「もっと安全運転してくれ」と私も妻も同時に言いました。
普通は、一応客なので、そういわれたら少し愛想よく、「Yes sir」とか、「OK」という運転手が多いのです。

客を怒らせたら、お目当てのチップももらえなくなりますから。
でも、この運転手は違いました。とても正直な男でした。

「安全運転でお願いね」という妻に

怒った顔で「そんな無理を言わないでくれ。できない。俺には時間が無いんだ。」
という返事でした(爆)

あきれている私たちを乗せて、彼は渋滞に何度も大きな音の舌打ちしながらジグザグ運転で走りました。
私も仕方なく舌打ちしながら乗り続けました。

もちろん彼の車には「HOW'S MY DRIVING?」と書いてあり、電話番号も書いてあります。

ただ、日本と違い、「乗車拒否された」とか、「マナーが悪い」とか、クレームする気になりません。
電話代の無駄です。

そんなことで改善されるなら、とっくに良くなってます。

赤信号で車が来てても、交通ポリスが見る前でも、平気で渡る歩行者たちもそうですが、交通マナーなどここにはありません。

ウチの家の中にはアリが出て困っていますが、アリを見ると、彼らは皆が同じ道を匂いをたどって歩いています。
後ろから追い越すものはいません。

運転マナーはアリ以下というと怒る人もいるかもしれませんが、怒る前にちゃんとしてくれ、と思うのはいけませんか?