フィリピン身内ネタですが、誕生日パーティーについて、苦言を少し。

今日は、妻の叔父さんの誕生日でした。
叔父さんと言っても義父の年の離れた弟さんで、私と同じ年で、私が1月生まれなので年下の叔父さんになります。

性格は温厚で、面倒見も良く、冗談も言うし、デブでもなくいい男なんですが、独身です。
一度も結婚していません。

理由は、やっぱり勤めに行ってないからでしょう。
妻に理由を聞くと、手が痛いから働けないと教わりました。

大工仕事がうまくて、ネットカフェをやってた時も大工さんに混じって棚とか作ってくれたり、力仕事もいろいろ協力してくれて、非常に助かりました。(手が痛いはずなんですけど そこはまあ、置いといて 笑)

どうやって生活してるのか、心配なので聞くと、日本に住んでる姪っ子がいて、彼女が買ったフィリピンの自宅に住んでるんですね。

姪っ子は日本にいるので、せっかく買った家もいつも留守で、誰もいないと無用心だし、叔父さんに住んでもらって助かってるそうです。
お礼に生活費も工面してくれるそうです。

イイ仕事だなあ なかなかそんな仕事は無いですからね。

結婚するときに親族紹介で、妻がひとりひとり、私の兄弟たちに紹介してくれたんですが、名前と職業などを順番に日本語で言ってくれました。
妻のファミリーは彼女が何を言ってるのか、名前以外は、ほとんどわかりません。

その叔父さんの事はどうやって紹介するのかと、ドキドキ、わくわくしていましたが、妻も、なかなかうまいこと言いました。

「え~、次は叔父さんです、名前は○○です。独身です。  仕事は、エーット、アノネ・・」


(ちょっと考えて・・)



「留守番です」(爆爆爆)

これには、私もずっこけて、私の妹や兄もこらえきれずに、下向いてずっと笑っていました。
そんな職業は聞いたことがありませんが、事実ですからしょうがないですね(笑)

でも、数年前に、この叔父さん宅に行ったら留守で朝まで遊んで帰ってこなかったことがありました。
留守番してないやん(爆)




話を今日に戻しますが、誕生日だというので、朝から娘を貸してくれと、妻に連絡してきて、「スパゲティを作ってほしい」ということでした。

娘のスパゲティはフィリピン流ですが、大変評判がいいのです。
今朝、娘は張り切って早起きして手伝いに行きました。

私は朝からの仕事が終わって、4時頃に叔父さんの家に行きました。

驚いたことに、すごい来客です。
メニューも、スパゲティだけかと思ったら、たくさんあって、結構豪華です。

知らない人ばかりでしたが、近所でも評判がいいみたいで、次々と来客が来てはご馳走していました。
同級生だけで20人以上来ていましたが、私が大阪の地元で自分の誕生日会をやっても、20名の同級生など呼べません。

しかも平日の夕方早い時間なのでほとんどが女子の同級生でした。
絶対に真似できません。
すごいです。

家の中は大きな液晶TVもあり、姪っ子が2年に一度くらい、フィリピンに帰ってきたときにくつろぐ家なので何でもそろっています。
手で洗濯するのが珍しくないここで、全自動のドラム式洗濯機を使っていました。

苦言というか、私が思うのは、本人には言えないけど、ニートのような生活で、姪っ子の仕送りで暮らしている、46歳の男が自分のために、豪華な誕生日パーティーをするのが、やっぱり、理解に苦しみますね。

姪っ子がお金持ちならともかく、夫婦で静岡の工場で働いてるんですが、不景気で結構大変なんです。

もちろん、同級生たちもみんな、手ぶらで来ていますから、祝儀などありません。
妻はケーキを買って行きましたけど。


日本とは違う、いろんな風習や、習慣を否定する気は無いけど、これになんとも思わないのがフィリピン人のすごいところでしょうか?

きっとそこにいる中で、ちょっとおかしいよ、と思ってるのは私だけのような気がします。
帰りの車中で妻に少し話したら、全く伝わりませんでした(笑)

妻「1年に1度くらい、いいじゃない。他人のことにクチ出さないで」

そりゃそうだ。
大きなお世話ですね。
宴は夜中まで続くので、お先に失礼してきました。




今日の記事とは何も関連無いのですが、ハードロック一辺倒になってた、中学生の私が感動して、30年以上たった今でも聴いてしまう、名曲、ダイアー・ストレイツ  悲しきサルタンです。

フィンガーピッキングで、見事に歌いながら弾いてくれます。
一生大好きな曲の1つです。
デビュー当時のフィエスタ・レッドという赤いストラトがトレードマークでした。

ジェフ・ベックか、マーク・ノップラーかというほどの、ピックを使わないギターがしびれます。
やっぱり、カッコいい