最近、ストレスをためていることがあります。
まあ、そんなのは誰にでもあると思いますが、フィリピンの日常でイヤになることは山ほどある中で、今日書きたいのは、食事、食品のことです。

単純にいえば、いつも、メシがまずい。
ぜいたくだけど、どうにもこうにも

まずい。


妻の料理も日本ではおいしいのに、ここで食べると

まずい。 ごめんなさい。



外で食べても、だいたい、まずいです。


日本で食べる炊き立てご飯のおいしさはウチでは望めません。
特に、野菜が全然ダメです。

果物はいいけど、野菜は貧弱で、見た目よりもずっとまずい。

かぼちゃやキャベツには味がありません。
あんなに好きだったかぼちゃの天ぷらも、焼き芋も、キャベツの千切りも、味がありません。
どうしてなんだろう。
見た目は変わらないのに・・・

だから、料理がまずい。
味噌汁も、サラダも、煮物や、野菜炒めも

野菜を使うとおいしくないんです。

日本の野菜はすごいです。
本当においしい。
こちらにも空輸されてきます。

もちろん値段も違いますね
さらに、見た目からして全然別物です。

日本にいる方は驚くでしょうね、その違い。

少し紹介しますと

ラーメンに欠かせない ネギ。

長ネギ(白ネギとも言いますが、関東のラーメンのネギはこれです)


フィリピンで売ってるネギ P30(60円)
白い部分が少なくて白髪ネギも作れません
青い部分がメインなんでしょうか?
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日本から来たネギ  P100(200円)
白い部分がおいしいかどうかは置いといて、まず、綺麗です。
ここまで違うと別の野菜に思えてきます。
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並べてみると。
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はあ、日本産は高いけど使うことになっています。

ほうれん草の写真無いんですが、スーパーで売ってる現地産は、全く別の野菜です。
Spinachと書いてありますが、似てるのは色が緑ということだけです。
葉は小さく、茎が太くて、雑草にしか見えません。

韓国でもよく使うので韓国食品店ではたまに売っています
法蓮草(ポロンチャイ)と呼んでいました
日本と同じおいしいほうれん草です。
フィリピンでも作ってるようです。

続いて青い細ネギ
現地産だけ写真を見せます

買って来た次の日の写真です
買ってきてもらったのが間違いでした。
これしかなかったそうです。

普段はもう少しましなのが売っています
日本産とは比較にはならないレベルですが・・

青ネギなんですよ。 トホホホ
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枯れてますね。
もうこんなん使えません
いくら安くても。

日本ではありえない。
ネギの花が咲いてます(笑)


そして、ラーメンでは使いませんが、大好きな野菜、大根です。
煮込んで食べたいです。

これが現地の大根
不良品コーナーではありません
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すでに、しなびて、干したような状態
しかし、細いし、変にやわらかい。
グニャグニャです。
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フィリピン生まれの人は日本に行って野菜に驚きます
「え、これ、大根?」「白菜? え~~~??」
もう白菜や大根を手に記念写真撮るくらい驚きました

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気候や地質の問題など、いろいろあるでしょうが、日本の農家の方で、後進国フィリピンにその技術を伝えてくれる方が集まって欲しいものですね。

そういう方が来ないとフィリピンの農業レベルは上がらないでしょう。
農家は今でも牛で畑を耕したりしています。

おいしい野菜を使わないとおいしいラーメンが作れないという現実があります。
もちろんそれだけではなく、私の技術や努力やセンスが大問題ですが、健康で安心して食べられる野菜をこの国の人が食べられないのは悲しいことだと覆います。

多くの子供は野菜が嫌いで、肉しか食べません
正確には肉と、ご飯と、Soft Drinks で食事です

だから、寿命が違います
妻には私より長生きして欲しいですけど。