大変喜ばしいニュースがあるのですが、でも腹立たしいと言う、わけのわからない話です。

もう年末ですので、今年中のラーメン店開業は当然不可能になり、出資者のオーナーは、「来年がんばろう」と前向きに一言を残して、一族の皆さんで、海外ホリデー3週間に行ってしまいました。

まあ、毎年恒例のことらしいので、優雅に年末年始を外国で過ごし、また戻ってこられます。
来年は私も一緒に行きたいですね。

その間、私は特にこれと言って忙しくも無いのですが、会社も休みになり、運転手たちも帰省したりします。

私は、タクシーを利用するのがイヤで、会社の運転手さんにお願いしてあちこち行くのですが、年末はいなくなると聞いて、少し落ち込んでおりました。

というのも、12月に入ってからはいつもにも増して渋滞が増え、同時に、タクシーを捕まえるのが非常に困難になっています。

いちいち値打ちをつけて「どこ行くんだ?」と聞かれ、「アヨコ(いやだ)」とか言われて断られたりします(笑)

やっと乗り込んだと思うと、「チップはいくらくれる?」とか聞いてきます。
もう、めんどくさいんですよ。
怒るのも、相手するのも。

余談ですが、こちらのタクシーに代表される、道徳の無さからくる、わがままで、自分だけがよければ問題なし。
という低次元の考えに基づいた行動は、日本で暮らした側から見ると、もう同じ人類とは思えないです。日本の小学生でもわかりそうなものなのに、協調性などかけらもありません。

前が渋滞で詰まっていても、交差点に突っ込み、、横の通行を妨げて知らん顔です。
お先にどうぞ! とやるのが、逆に変だと思われています。とにかく、運転手の大半は、
「君はオリバー君か!」と言いたくなるような奴ばかりです。

だいたい、「渋滞だから余分に払ってくれ」というのを常識のように思ってることがまずアホ過ぎます。
「渋滞で売り上げが伸びない、だから、この客がたくさん払うべきだ」
と思い、客に負担を持ちかけてきます。

当たり前ですが、困ってるのは客のほうで、
急いでいるから、一番高い交通機関のタクシーを使う。ところが

渋滞でちっとも進まない。
いつも15分乗ってP100で行けるところが、1時間でP200になる。
めちゃくちゃひどい運転をされた挙句に、
余分に払えなんて、日本で言ったら、おとなしい奥さんでもキレますね。

しかも、急いでるといっても平気で、ガソリンスタンドで給油したり、トイレに寄ったりします。
ああ、腹立つ~!!

そんな苦しみから私を助けてくれる朗報が舞い込みました。

そうです。
オーナーから車を支給されるのが決まりました。
クリスマスプレゼントのタイミングです。
粋なことをしてくれますが、もっと早くしてくれてもよかったのに(笑)

喜んだのはいいのですが、フィリピンの運転免許は持っていません。
早速、免許をGETすることになりました。

まず、日本大使館に行き、日本で免許証を持ってる証明を英文でもらいに行きました
すっかり人の出入りが少なくなった日本大使館、過去のにぎやかさが嘘のようです。

P1100払って、無事に翌日もらえました。
その後、ケソンシティの免許センター、LTOに交付を受けに行きました。

エントランスにたむろする、呼び込みの連中がうるさいし、うっとうしかったです。
受付のババアが、「先に尿検査や健康診断を受けてきて」と言うので、どこ?って聞いたら、「この人たち知ってるよ。案内してもらえば?」見たいな感じでした。

いかにも怪しそうな男でしたが、身分証明を見せ、「指定業者だ」と言うし、ババアがすすめるので、ついていくことにしました。

隣接している建物に入り、オンボロ怪談で3階まで行きました
それらしき部屋に入ると、スタッフはYoutube見ながら書類を見せてと言い、確認後、汚いトイレで尿を採りました。

その後、目の検査などをまた汚い別の建物に移動して受け、最後に、さらに汚い部屋で支払いをするように言われました
妻が「いくら?」と言うと
女が「P3800」と言いました。

私は「冗談じゃない。」と言うと、
「エクスプレス料金でVIPサービスだから45分で免許受け取れますよ。、もし普通の手続きするなら、交付まで1週間はかかります。また、試験もあるけど、英語の試験大丈夫ですか?」
と返答。

私は意地になって「普通料金でいいよ。」と言うと、
「じゃあ、3500ならどう?」
妻は「P3000にしてよ」
と言い、結局P3000払いました

まあ免許取るのに6000円と思えば、タクシーに乗らなくて済むんだし。

その後、本館に戻り、45分の約束は適当で、2時間後に無事に免許証交付されました。
レシートを見ると、P614となっています。P3000払ったのに。
妻が怒り出しました。

妻は「P3000払ったの。レシート頂戴」
と言って、受付のババアのところに突っ込んでいって、「なんで、あんなのに、ついて行けって言うんだよ。あんた、いくらもらって、あいつらの手助けしてるんだよ!」

いつも優しい、妻は怒ると周囲の誰も止めることが出来ません
私も女大魔神を止めるのはあきらめて、携帯のAngry Birdで時間つぶしていました(笑)

5分後には受付のババアは妻に平謝りでした。
フィリピン人に、あんなに謝らせる妻はすごい人です


LTOの汚いところは、館内には交付の費用についての表示がどこにもありません。
もちろん、書くと困る連中のためでしょう。

警備員たちもアホですから。私が「アンダーマネーもらってやってんだよね。」みたいに言うと、「そうなんですよ、サー」と言っていました。

昔からの習慣で改善できないそうです
ここにぶら下がって生活している連中がたくさんいます。
汚いけど、それがフィリピンのやり方です。

日本の警察はクリーンと言いたいけど、試験場の玄関前で試験問題売っています(笑)
受験者にはうれしいけど、とんでもない不正です。

清潔ぶりたいけど、仕方ありません。
ここで生きていくためには、日本のルールをいくら叫んでも日本では無いのですから。

これから、私は交通違反をしたら小銭つかませてもみ消しをする、立派なフィリピンドライバーになるのです。

歩行者より、車優先です。
横断歩道を手を上げて渡ってたら、クラクション鳴らされます。
そんなところです。

明日、車が届きます。
実はどんな車か、まだ見ていません。

うれしいことです。
日本のように電車網が発達不足の国ですから、自家用車はもう天下無敵なんです

でもわかっています。
明日からは、タクシーに開放される代わりに、基地外ドライバーたちとの、公道レースのような、ストレスのたまる日々が始まるってことです。

ハハハハ 戦車かボンドカーにでも、乗りたいです。
周囲を蹴散らして運転したいですよ。


年末年始に事故はいやだし、
とりあえず、安全運転でいきますよ。

たぶん(笑)