フィリピンの食事情をリサーチするため、極力いろんな場所に行き、おいしくても次は別の店に行くような日々になっています。

行った事のない店があまり無いようにと思い、続けてきたので、この半年ほどでとてもいろんな店に行くことが出来ました。

日本人客があまりいない店に行くことも多く、フィリピン人の妻のおかげで面白い経験もたくさんしています。

最近行ったお店、いくつかご紹介です。

まず、ユーゴスラビア料理 BALCAN
これは英語表記
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manila-ceoさんのブログでお勧めだったので行ってきました
内装は結構いい感じです。

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メニューを見ても、文字ばかりでどんな料理なのか良くわかりません。

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店員に料理の写真は無いかと尋ねたら、「ありません」ということでした。
「なぜ?」と聞いたら、返ってきた答えが、フィリピン人に何度も聞かされた大嫌いな返答でした。
「ここは常連さんばかりで、みんな写真が無くても、どんな料理か知っているから必要ない」という事です。

カウンターに座っている、ユーゴスラビアの方かと思える、白人の奥さんが作ってると聞きました。
(今はユーゴじゃないですけど)
フィリピンだけじゃなくて、日本以外の多くの国では、きっと、この程度の傲慢にも思えるサービスなんだと思いました。

東欧社会主義時代の名残のような写真が店内に飾られその文化はきっと、西側に比べてはるかにサービス精神など無さそうだと感じます。

写真メニューではじめて来たお客さんにもわかりやすく説明する。という感覚などありません。
自分が外国に来て商売しているのに、多くの方が知らない自国の料理について、店内にもどこにも一切料理写真もないし、書いてある説明も良くわかりません。

料理に自信があるのではなく、ただ知恵が足りないだけに見えます。
ちなみに、トイレはこうです

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何も書いてないので、トイレなのか事務所か倉庫かわかりません。
たったその表示をつけることですら、していません。
誰も疑問を持たないのでしょうか

それか、フィリピンに良くある、「トイレは出来るだけ使わせないようにしよう、どこにあるかはわかりにくいように作戦」なのかもしれません。

この時点で、まあ期待できないのですが、料理はまあまあでした
肉系が多いですね。
野菜はあまり食べないのでしょうか?

こんな料理です ご飯の上に料理が載ってます
ハンバーグの中にチーズが入ったようなの

面白いのはハンバーグの上にポテトサラダみたいに見えるのがありますね。
バランスからしてそう思いましたが、実はこれもご飯なんです(爆)
いったい何を考えてご飯の横にわざわざ別にご飯のおかずを置くのでしょうか?

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チキンをベーコンで巻いて焼いたもの

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けっこうおいしいかもしれませんが、和食のような丁寧さや野菜使いなどもなく、全体としてはイマイチですね

ラム、またはマトンかもしれませんが、ハンバーグの肉の臭みは少し苦手な種類のものでした。
マカロニスープやクレープのデザートはなかなかよかったです。

サービスを誰か教えてあげてほしいと思います。

家族4名でP1500ほどでした。 価格は良心的です。


次は超オススメ店です。
内緒にしたいほど

メガモールのATRIUMというレストラン街の3階です。
とんかつYABUの上です。YABUは超満員でした

聞いたこともないし、客入りも少なく期待しないで入店しました

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まず、パンとスープ

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うまいです。
こういうマッシュルームスープを探していました。すごく好きです。

パンもあったかくてやわらかいし、とてもおいしいです。
ちなみに、パンは10個で、P50です。 最高です。

そして、肉料理 ビーフステーキに温野菜 たっぷり3人前
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柔らかいし、バターソースとステーキソースが絡んでおいしかったです。

そして、私の好物パエリア
魚介たっぷりでした。そして3人で取り分けても十分です。

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唯一残念だったのが、パエリアはおいしかったけど、カレー味でした(笑)
パエリアの黄色はサフランライスというイメージだったので、びっくりでした。
あえてそうしているのか、少し疑問ですね。

じゅうぶん満腹になり、デザートは食べませんでした。
お会計は3名でP1400 家族みんな高評価です。
さっそくFacebookに投稿していました。

フィリピンでは日本料理よりもそれ以外の外国料理を食べるのが好きになってきました
理由は和食は好きですが、日本の味を知ってるだけに、食べると残念な場合が多い。
また、高すぎる。

フィリピンでの物価や人件費、仕入などを考えると、そこまで高くしなくても、と思いますね。

理由はいろいろあると思いますが、和食店は日本のように多店舗展開できないのでしょうか。
おいしいと思える店も、本当に店舗が少ないです。
支店を出していく店もほとんどありません。

イタリアンも中華も支店を出していきます。
もちろん全てでは無いです。

中華系資本の日本食みたいな店も、どんどん出店してどんどん繁盛しています。
数が多ければいいという問題ではないですが、ビジネスとしては大きく水をあけられていると思います。

私が作るラーメンのターゲットは日本人だけではありません。
お客さんの一部は日本人の方に来ていただきたいと思います。

否定的な方もいるかもしれませんが、1000万人以上いる都市において1万人いる日本人というのは町の中に1000人に1人しかいない、すごく少ない人数。
一部多い地域はあるけど、それは世界中にあるコリアタウンや中華街みたいな世界。

その方にターゲットを絞っての発展などかなり難しいでしょう。競争も激しいです。
日本人にラーメンを売りたければ、日本で売ればいいだけです。
それは10年以上やってきました。

今やりたいのは、いろんな国の人がおいしいと言ってくれるラーメン屋になることです。
勘違いされないように言いますけど、それは日本人が食べてもおいしいというラーメンというのは絶対条件です。

調子に乗って言えば、本当に目指しているのは日本で作ってたよりもおいしいラーメンを作りたいと思っています。

無理ではないと思います。

小麦粉から選んで自家製麺で麺を作り、畑を作ってネギなどの野菜も自社生産して、豚鶏生産者から直接肉や鶏がらなどを仕入れ、硬い水は軟水にして使う。
醤油やみそ、ミネラル塩など調味料は、以前から付き合いのある日本の信頼できる生産者から仕入れる。

そういうことに挑戦しています。日本ではとてもできませんでした。
私は技術が高いとは思いませんし、センスがいいわけでもないと思います。
ただ、どこよりも良い素材でラーメンを作りたいと思っています。

なかなか思うように進まないジレンマもありますが、もう少しだと思い、毎日を楽しんで過ごしています。

フィリピンの飲食店には、日本人が来ないおいしい店がたくさんあります。
日本よりも安く気軽に食べられるそんな店が私は一番大好きです。
逆に高価で普通の料理にはがっかりです。


ハハハ長くなってしまいました。
2回に分けて書けばよかった。
では、寝ます。