大阪は東京に比べて狭い町です。
繁華街も数えるほどしかありません。
東京に住んでいて気がついたのは、東京から見ると、大阪は地方都市です。

大阪に生まれ育った人には、たいてい都会生まれの意識があります。
地方都市で生まれ育ったなんて言う人もいません。

TVでずいぶんと芸能人が大阪弁で話すので、東京でも大阪弁は通じるようになりましたが、初めて東京で暮らした、1980年代では、まだまだ浸透してなくて、ただの方言でした。
知り合ったばかりのやつに、「バーン」と急にピストルで撃つ真似をされて、ポカーンとしたら、
「何で死んだふりしないの?本当に大阪の人?」と言われました。

時は流れ、再び大阪で暮らしている今は、東京に戻りたくなくなってきました
今住んでいるところは、大阪市内ではなく北大阪と言われる地域です。
昔ほどではないですが、今でも緑は多く、山は近くていいですね。

そんな大阪暮らしの中で、私が最も腹が立つことは、賃貸住宅のシステムです。
東京では賃貸するとき、敷金何ヶ月、礼金何ヶ月という払い方をして退去時に敷金は返還になります(返さない泥棒大家も大勢います)
そして、その金額は、きれいなマンションなどでも、敷金2ヶ月礼金2ヶ月みたいな感じで契約できます。

そのシステムになれていない方に説明すると、
たとえば家賃が12万円で3LDKの賃貸マンションに入居する場合。

東京近郊のよくあるパターン
敷金2ヶ月礼金2ヶ月 ということは、
家賃が12万円なら、敷金24万円 礼金24万円 それに仲介業者への支払い手数料も家賃の1ヶ月なら12万円 それに、当然毎月の家賃が発生しますので、とりあえず、入居する前に1か月分先払いで12万円

合計で 契約時には、家賃の6か月分72万円 プラス火災保険料がかかります。
結構な出費です。


そして、関西の(特に私が住んでいる地域)普通のパターン
同じく家賃12万円の3LDKのマンション
全然違うんです

たとえば
http://www.chintai.net/detail/Detail.do?bk=000000189030628000&prefkey=osaka&rc=n1

保証金70万円 敷引き(そのうち礼金の占める金額の事)60万円です。

こんなん普通です。

契約時には70万プラス家賃12万、手数料12万、保険などで、96万くらい掛かりそうです。

総額では東京の例と比べて24万円くらい多いです

何より腹が立つのは、敷引き60万円です。
この意味は礼金5ヶ月と言う意味です。

以前から、店舗を借りるとき、住居を借りるときに、せこい私は何度もけんかしました。

私  「お金を払う側が客ですよね?」
不動産屋「もちろん」
私 「大家さんからお礼されるならわかりますが、何で客側からお礼しないといけないのか理解できません。」
不動産屋 「それは、昔からの慣習なんですよ。」
私 「だいたい、部屋が空いて困ってるなら、借りてあげようと、言ったら、まず、アナタを審査するとか、言い出して、挙句の果てには保証金取ってるのに、保証人をつけてくれ。と一方的な話だ。
しかも、その礼金が家賃の5か月分?? 
頭、大丈夫? 借りてあげるのに何で家賃の5か月分で60万円もお礼しないといけない?
東京でも家賃の2ヶ月か多くても3ヶ月だ。」
不動産屋「・・・」

似たような話は何度もしました
アホです。
家賃さえもらえば、それでやっていけるようなシステムにしないと、現代では無理でしょう。

礼金なしの物件は日々、増加の一途だと言う事ですので、強欲大家は悔しがっているでしょうが、ウチの周辺なんて、元は、山か畑か田んぼです。

親からもらって、苦労しないで地主になり、高い家賃に高い礼金まで取って、「貸してやってる」ような態度です。

わずかな敷金も必死で取り上げようとして返さないで裁判まであちこちでやっています。
ほとんどで、家主が負けていますが、関東にある更新のときに払う更新料と、ともにまともでない制度は消えていって欲しいと思います。

貸したいのか貸したくないのか、ずーーっと空きっぱなしでも、条件を下げない空室が近所に多く見られます。

安くするくらいなら貸したくないのでしょう。
私は貧乏人で理解が出来ません。