ロニー・ジェームスディオが亡くなったと聞きました。
音楽ファン、とりわけ、80年代頃のロックファンにとっては、悲しいニュースだと思います。
私も久しぶりに名前を見たと思ったら訃報でしたので残念です。

ヘビメタをおどろおどろしい黒魔術や、人差し指と小指だけ出したサイン(メロイックサインって言うそうです)を広めた超有名人でした。
$タバチンのブログ

私が音楽に目覚めたのは小学生の頃で、中学になる頃には、Led ZeppelinやDeep Purpleは伝説のバンドでした。

皆が長髪で、ギタリストは早弾きを競い、ドラマーもスピードやパワーを競い、ボーカルはハイトーンを競っていました。

彼のキャリアを見ると、ストーンズやビートルズと同じくらいの大ベテランです。
彼の歌をはじめて聴いたのは、レインボーに在籍していたときです

数あるバンドの中で、リッチーブラックモアがDパープルを脱退して結成したバンドで、ずいぶんとドラムもコピーしたバンドです。

私はドラムですから、レインボーのこれまた超有名なドラマー、故コージー・パウエルと出合ったのも同時期です。

名盤「バビロンの城門」に収録された、忘れられない名曲 「Kill the King」 にしびれました
Zepの、ロバートプラント、D,パープルのイアンギランが2大ハードロック・ヴォーカルでしたが、そこにQueenの、故フレディ・マーキュリーと、このロニーが登場したんですね。

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コーラスやメロディーラインもそうですが、「絶対音感の持ち主」といわれた彼の歌のうまさや情感は特別のものでした。

その後、多くのミュージシャンに受け継がれる、スタイルは彼らが築いたと私は思っています
2バスのドラムセットに、ギターはストラトキャスター、アンプはマーシャル、ハイトーン・ヴォーカルです。
「中世様式美系ハードロック」と呼ばれ、イングウェイ・マルムスティーンなどのスーパーギタリストも後から出てきました。

We are the worldが出た後に、当時のヘビメタ、ハードロックミュージシャンを集めてチャリティー盤をリリースした事がありました。

その中心になったのもディオでした。
その、タイトル曲「Stars」は、夢のようなメンバーでした。
ギターソロもヴォーカルも見所一杯です


その後も、活躍を続けてたくさんの作品を残してきたんだと思います
私は、残念ながら、その後の活躍は全く知りません。

実は、20歳の頃にバンドを組んでいた友達が異常にディオが好きで、見た目も、魔法使いみたいな1コ上の、その人が1日中、ヘビメタを聞かせるのです。
歩いているときも飯を食っているときも音源が無いときには鼻歌でギターソロをやるくらいの中毒で、一緒にいる私は気が狂いそうになり、その後ヘビメタを聴かなくなりました。

ロニー・ジェームスディオという名は、私の中では殿堂入りです(えらそうに)
彼の歌声は永遠に忘れません。
音楽に一番熱中していたときのカリスマでした。

絶頂期の映像を探してみました
レインボーのポップス化に背を向けて、十字架が似合うバンド、ブラックサバスで歌っていたときの映像です
この曲も好きでした


ご冥福を祈ります