松田優作が好きでした。
私の年代の男はみんな彼のファンでした。

めちゃ、かっこよかったですから。
太陽にほえろのGパンも、よかったですが、やっぱり探偵物語の工藤ちゃんは最高でした。

東京には昔から田舎者が一旗上げようとして集まるのですが、わたしもそうでしたが、所詮生まれた町で芽が出ないものが東京で浮かび上がるなんて夢のまた夢です。

昭和に建てられた古い雑居ビルの中で探偵物語の出演者みたいに、田舎者は、すぐ騙されたり、犯罪に巻き込まれたりして、都会の洗礼を受けながらも、金は無いけど夢を持ってボロアパートに暮らしていました。

あしたのジョーも傷だらけの天使も、皆そうでした。
そして、子供がそういうドラマなど見て、目を輝かせたものでした。

今は時代が変わりました。
便利になり、貧乏といっても昔よりははるかに豊かな暮らしで、普通に暮らしている人々は優しいです。
子供はおしゃれな服を着て、みんなキレイ好きです。

うちの姪っ子は虫も鳥も大嫌いで、熱帯魚を飼っている私を見て、ようやく魚は好きになりました。
ゲームはいろいろ持っていて、何不自由なく育ちました。

小5の女の子はきれいになって、大人っぽくなりました。
おしゃべりもうまく、世渡りもうまいです。
思いやりはまだ持っていないように見えます。

今年か、来年に子供が欲しいと思っています。
できれば環境にいいところで動物や自然に触れ合うような暮らしをしたいと思います。

昔のドラマも今の映画でも、田舎で育った人は心がきれいだというイメージがあります。
住み慣れたはずの私ですが、たまに、東京に行くのがうれしいです。

暮らしたいと思わなくなりましたが、年に数回くらい行くのがいいですね。
私はフィリピンにも仕事がありますが、毎月、もしくは2ヶ月に1回くらいのペースで訪問できるように今年はなりたいと思います。

どうしても、一箇所にとどまるのが苦手な私です。
ときどき出張があるのが一番好きです。

日本での暮らしは田舎というか、地方都市をベースにして、月のうち1週間はフィリピンに、そして時々、大阪・東京へという暮らしが理想です。

チャーシュー作るのも、海が見おろせるような山の中で小屋を作り、そこで製作したいと夢見てます。
子供も一緒にいれば最高です。

母の具合が悪くなり、弱った母を見て妻が心配しています。
普段、あんなにも冷たくされているのに、仏壇の花と水をきれいにしたあと、線香を上げ、母の無事を祈っています。

妻ですから贔屓目に見えるのかもしれませんが、その姿に私は胸がいっぱいになります。
私は、自分を冷遇する相手にはそこまでできません。

いろいろありますが、なんとかしのいで、妻と友人と、おいしいお酒を飲めるようにがんばりたいと思います。

工藤ちゃんの懐かしい映像を見てたら、昭和59年に初めて行った東京を思い出しました。