2月11日は建国記念日で祝日ですね。
木曜日は朝から母を介護施設で預かってもらう日です。
なので、介護の事を忘れて少し自由がある日なんです。

雨が降っていましたが、大事に取ってあった映画の半額割引券を持って近くの映画館が入ったショッピングモールに行きました。

アバターのIMAXシアターでは使えなかった割引券も今回は使えます。
楽しみにしていた映画を見れると思い、気分よく一人で館内に入りました。

何と、満席です。一番前しか席が空いてなかったです。
映画は、クリント・イーストウッド作品、主演モーガン・フリーマン・助演マット・デイモンという私的にはかなり期待させる3人がそろった
、「インビクタス 負けざる者たち」です。

南アフリカの実話を題材に、27年間の牢獄から出所して大統領になった、マンデラ大統領の目指す、黒人と白人が手をつなぐ平和な祖国をラグビーを通して分かりやすく、素晴らしいストーリーだと思います。

実話に基づいたストーリーでは、CG使い放題で何でもありの創作SFアクションのようなエキサイトな場面はどうしても少なくなります。

私は最近アバターを見て、その前は2012を見ているので、今回の映画は映像美に期待をあえてしないで、台詞や表情も見落とさないように最高の感動を味わおうと思いました。

結果は、やはり、そんな気合を入れて見ると駄目です。
期待しすぎました。過激なシーンは皆無です。

私は評論家ではないので遠慮なく言うと、おとなしすぎる話だと感じました。
マット・デイモンが真面目で、いつものようにガンも持ってないし、人も殴らない。
モーガン・フリーマンもいい人過ぎて、いかりや長介と区別ができなくなりそうでした。

アバターの製作期間を100日と仮定すれば、この映画は1日で作れる映画に見えました。
また、2人のビッグスターにとっては、かなり楽な映画だったでしょうね。

駄作では決してないといいたいのですが、感動場面もあまり無く、ストーリーも簡単でした。
子供に見せるにはいい映画かなって感じです。

実際の世界で有数な危険な国、南アフリカ共和国の闇の恐ろしい部分は描いていません。
暴力をほとんど排除してあり、犯罪者が全然いない映画は、敵がいないのでストレスも無く、試合に勝っても、まあよかったね。 
くらいの感動になってしまいます。

マンデラの生き様を描いた社会映画だと思うと落胆するから、スポーツ映画と思ってみればいいんじゃないでしょうか。

映画の話はこれくらいで、2月11日は実は父の命日です。
亡くなった時は、私が弟と出資者と3人で協力して、(開店までの準備は、私1人でやったんですが)横浜に念願の店舗を開業して間もない頃でした。

開店して間もない店を急に休業にして葬儀に出るのを私はあきらめて、弟一人、大阪に行くように言ったのを覚えています。

ガンが転移して末期だったので、数ヶ月前に別れは済ませてありました。
父は、私たち子供の事に無関心で、自由気ままに生きて母を困らせた、何ともひどい男でした。

その遺伝子が受け継がれている私も、大差ないかもしれませんが、最近はそんな言い訳をしないで、とにかく人生を楽しく過ごすためにポジティブに考えるよう心がけ、妻の事を大事にして誠実な人生を送りたいと思うようになりました。

妻が大好きでいつまでも恋人気分でいることも私の幸せです。
マンデラ大統領の誠実さは私も学ぶところがありました。
誠実であるためには、信念を持って行動して正しく強くなければいけないと思います。

私も努力して、もっと誠実な男になりたい。
周りにはそういう人がたくさんいます。
それも見本にして、幸せに生きていきたいと思います。

誠実そうな小田和正さんの歌声は、超ベテランになった今でも枯れることなく美しく響いています。
特別な人だと思います。
小田さんが愛について歌った名曲は数多くてどれを聴こうかと悩むほどです。

そのなかでも、「君のために精一杯人生を生きる」・・ここまで、なかなか言葉ではいえないですから、今日はそんな熱烈なラブソングを聴いて見ましょう。

素晴らしい作品です。出だしから涙が出そうになります。
小田 和正 「Woh woh」