私は大のスポーツ好きです。

球技や格闘技、陸上にウインタースポーツ、その他オリンピックなどの大会は大変楽しみにしてます。

好きではないスポーツといえば、アメリカのプロレスに代表するお芝居、真剣勝負ではないものが思い浮かびます。

子供の頃は野球か、相撲、その他の格闘技が好きでした。
空手やプロレスも大好きでしたが私が小学生の頃は、輪島・貴乃花・北の湖が強くて、相撲ブームでした。顔も名前も部屋まで知っている友達が大勢いました。

そして、私は相撲が強かったです。
おじいちゃんの家に行くと、相撲ファンのおじいちゃんと一緒に相撲中継のテレビを見て喜んでいたのを覚えています。

要するに、相撲は子供から大人まで大人気でした。
相撲協会の内部の話など聞いたことも無く、野球と同じく夢のある世界でした。

最近の相撲界にはあきれて物も言えませんが、それでは、ブログにならないので批判したいと思います。

ファンだった者として文句はたくさんありますが、極めつけのものだけ、触れてみます。

朝青龍問題

私は彼をアホだと思いますが、引退させるしかなかった協会の無能振りが許せません。
いつだったか、貴乃花が横綱になる前、昇進させるのを見送られたことがありました。

理由は品格が足りなかったからでした。
宮沢りえ問題などあったりしましたし、若いので十分に強いけど慎重になったようでした。

細かい話をすると、その少し前に、優勝すらしたことの無い、北尾(双羽黒)を横綱に昇進させものの見事に期待を裏切られて廃業するという信じられないことがありました。

昇進理由は、長年の一人横綱千代の富士だけだという状態を打破するために不適格ながら横綱に昇進させたといういいかげんなものでした。

その後、やたらと厳しくしたものの、結局は実力の世界です。
圧倒的に強い朝青龍の時代になりました。

決して大きくない身体でも火の玉のような闘志で殺意すら感じるようなガチンコ相撲を取る姿は貴乃花なきあと相撲界を一人支えていました。

その後ある、頭のおかしい、相撲協会では普通の親方が弟子をリンチ殺人したり、大麻事件があり、八百長疑惑があり、相撲界は公益法人としての資格など剥奪しなければいけないと思いますが、国技だとか、なんだかで文科省の厭味と、理事長が1回交代しただけで済まされています。

結局、世間が厳しくなったのか、スターがせこくなったのか、ちょっとした事件を大事件のようにマスコミが狂喜したものを鵜呑みにして、よってたかって猛バッシングです。
逮捕されることも、事件になることも無く、事実が何なのかさえ明らかになる前に、引退勧告を突きつけ、優勝したばかりの力士に引退を迫る。

常識や品格で言うのなら、テレビの前では紳士でもタクシー運転手を蹴飛ばすNHKアナウンサーや、やらせが当たり前の八百長ドキュメンタリーや、暴言吐きまくる政治家や、平気で頭をはたきまくる芸人や、下品な芸でテレビに出るやつらや、いろんな日本人が、堂々とテレビに出るのに、それらと比べて、仕事を辞めなければいけないようなことなのか、はなはだ疑問です。

まあ、何よりも、日本相撲協会という、アホの集まりがある以上、人気も低迷していくでしょうし、私も興味がなくなりました。

日本では、談合は違反だし、選挙は公正に行われていると信じていました。
相撲協会の理事選挙は北朝鮮や共産国家顔負けのひどい不正な選挙でした。

まず、自由に立候補をさせない、無理に立候補したら裏切り者です。
選挙で定員数を上回る立候補が無ければ何の意味があるのか、

そして極め付けが、無記名で投票したはずの選挙が、選挙後に貴乃花が当選したため、裏切り者探しを公然と行い、見つけ出して、糾弾したことです。

談合選挙に従わなかった者を裏切り者にするなんて、許されていいのでしょうか?
しかも、どう考えても、あの、漢字協会以上に、物凄い利益を上げている公益法人ですよ。

朝青龍の問題なんてそれに比べると屁でもないと思うのですが・・・
スポーツマン精神のかけらもありません。

貴乃花を応援していますが、なぜかというと、彼はこんなことを言っていました。
「呼び出しや床山さんなどの裏方の給料は非常に安く、大学卒の初任給以下で働いている。片や、力士や、引退した親方、理事などは大変高額の収入があり、格差が大きい。これをなんとかしたい。」みたいなことと、もうひとつ「日本人の相撲離れがあり、力士になりたいという夢を持つ子供がすごく少なくなってしまった。ぜひ、人気回復に、子供たちに相撲の魅力を伝えて行きたい」ということです。

だいたい、外国から来て、日本語マスターして、そこそこの礼儀を覚えてるだけでもすごい努力です。
皆通訳も無しで話しています。

逆の立場で、考えましょう。
日本で生まれて、高校生くらいでスカウトされて、外国に行き、必死で練習して強くなりながら、言葉も文化も勉強して、現地人と同レベルで会話して、最高位になっても、文化も違うので、品格が無いなどといわれる。
厳しすぎると思いませんか?

だいたい、日本人で学生のときに言葉も出来ない外国に行き、努力した結果、その国のスポーツ界で頂点に立ち、何度も一面トップを飾れるような選手はどこにいるのでしょうか?
学生でアメリカに行ったのではありませんが、そこまでの頂点にいるなんてイチローくらいでしょう。

イチローが品格を問われて、記録更新手前で引退させられたらどう思いますか?
モンゴルの人は、そんな気持ちですよ。
報道を見ていると。

とにかく、私は朝青龍の相撲で他の力士には無い、迫力や強さを感じ、つい彼の取り組みだけは食いいる様に見てしまいました。
それだけの魅力ある力士でした。
私には土俵外の騒ぎですら、人気のバロメーターみたいなことで本場所で強ければ何も気になりませんでした。

頂点を争い切磋琢磨してきた白鳳が涙を流しているのに、もらい泣きしました。
一人横綱になり、優勝回数も増やせてチャンスだという下種な感情は無く、母国の先輩で英雄である朝青龍の引退を寂しがっていました。

これが男の世界だと思いました。
白鳳がんばれ
相撲協会は理事に民間人を入れるべきだと思います。