私は食べることが大好きですが、中でも、魚類、魚類でも甲殻類が大好きなのです。
要するに、エビ、カニ、などですね。
貝類も相当好きです。

貝なら、あわびをはじめ牡蠣、さざえ、赤貝、ほたて、はまぐり、あさり、しじみまで、
エビは何でも、おいしいし、そして、今回は、カニです。

冬と言えば、北陸、山陰で取れる松葉ガニは、誰が何と言おうが最高ですが、最高の松葉ガニはすごく高価です。

小さなカニが安く売っていますが、新鮮な松葉の太い足を食べると比較にならないです。
満足度がまるで違います。

1杯2万円以上の松葉カニ(北陸なら越前ガニ)はなかなか手が出ません。
毛がにやガザミ(渡り蟹)も、うまいですが、上海蟹はフィリピンで接待を受けて食べましたが、旨かったです。

前置きはこのくらいで、タイトルにあるように、今回はタラバガニです
偶然にもウチの兄貴から「カニいっぱい買ったから一緒に食べようか?」という神の電話がありました。
しかし、人生は、そう甘くありません。
兄いわく「大量に買ったけど、大型のタラバガニで、おばあちゃんや、娘たちやみんな自分で捌けないから、お前が先に全部、固いからをハサミで解体して、むき身にして食べやすくしておいてくれるか?俺はまだ会社だから2時間ほどで帰るから準備よろしく」
という話でした。

え~ん 食べたいけど、大量すぎて大変だよ~
と泣き言を言いながら、カニの誘惑には勝てるわけもなく、1円も出していない私は労働奉仕しかないので、せっせと、1時間掛けて、専用カニ切りバサミで、バラバラに解体して、その太~~い足の身を大事に大きなお皿に並べていきました。

手が痛くて、つってくるほどの労働を終えて、ようやく準備完了です。

トゲトゲしい殻に包まれてきました
$タバチンのブログ

脚肉ばかり段ボール3箱です。
通販では有名な 蟹王です。 なんて名前でしょう。 カニ王って
どんだけあるんや? 売るほどあるぞ~~(涙)
$タバチンのブログ

携帯カメラでわかりにくいですが、太ーーい 生足です。$タバチンのブログ

どんどんお皿に並べていきます。
カニ鍋、焼きガニ、天ぷら、酢の物、何でもかかってこーーい
$タバチンのブログ

今回のスポンサーである兄貴がウチにやってきて、さあカニ鍋が始まります。
ところが、兄の奥さんはいちいち、兄にやり方を聞いています。
あーー 何と、 久しぶりに、10何年ぶりに一緒に鍋を囲んだ兄は、いつのまにか鍋奉行になっていました。(爆)

お奉行の指示通りにしか食べることができません。
まず、お奉行のお言葉です。
「えへん、タラバは、煮過ぎると、台無しになるし、生過ぎても駄目だ。
このタイミングは非常に重要である」そうです。
ん、待てよと私「お奉行確かあんた、料理出来へんやんか」
って言い出せるわけもなく、皆の衆はおとなしくしているので、私も結局指示に従いました。

そして、ようやく「食べてよし」の合図と同時に誰もが無口になり弱肉強食の戦いが勃発しました。
幼い姪っ子や、病の母を差し置いて、太い足を私が確保し、あまりの旨さに感動です。

しかし、そこは私も鬼ではありません。
母の分、姪っ子の分と、取り分けて、母にもやけどしないように注意して食べさせました。
「あ~ だめだめ、そんな太い足食べたら、火傷するよ。 ほら、この細いほうが食べやすいよ~」
と、大嘘が飛び交う中で、私はカニ鍋を満喫いたしました。

焼きガ二などするのも忘れていました。
残ったスープを雑炊にすると、また格別においしいのですが、兄夫婦に鍋ごと持ち帰られてしまいました。
そうか、だから、わざわざMY鍋を持参で来たんだな。 鍋奉行恐るべし。

新鮮なタラバガニは食べごたえが抜群で美味しかったです。
松葉の繊細さはなかったですが、極太の足の身には家族全員が笑顔になるエキスが詰まっていました。

じつは妻もカニが大好きなんですが、今はフィリピンに帰省中です。
残念でした。

余談ですが、フィリピンでは、カニ寿司といえば、普通、カニかまぼこが出てきます。
カニがいないわけではありません。
街なかでは足を紐で縛った渡り蟹の小さいのを良く売っています。
スープ用かな?

マニラの北の方に高速道路を走っていくと、ちょっと遠いけど私の好きなスービックと言う場所近辺でもよくお土産用にカニを売っています。
結構大きなのもいます。
一度食べたいのですが、まわりは、あまり薦めません。何か身入りが悪いとか言ってました。

きっと、そのカニも美味しい出汁は出ると思います。
あーおいしかった カニさんありがとう。