誰もがよく、昔に戻りたいと思ったりするでしょう。
私も学生時代にタイムマシーンで戻りたいと思ったことがあります。

今、TBSで放送中の 「仁~JIN」というドラマは江戸末期に現代の医者がタイムスリップした話で、結構人気があるそうです。
実は私は幕末の話が非常に好きなので、喜んでみていますが、なかなか感動させられることもあり、良い作品だと思います。

私の大好きな坂本龍馬も出てくるし、キャストもなかなか良いと思います。
原作が良いので、一度見比べてみることをお勧めしたいと思います。

ところで、弁護士についてというタイトルですが、私は日本でもフィリピンでも弁護士に仕事を依頼した経験が何度かあり、その違いに驚いたこともあります。

フィリピンでは、契約や訴訟などだけではなく、書類の代筆や、申請代行といった日本では行政書士や司法書士などに分類されているものすべて、弁護士の仕事として行っているようです。

日本ほど依頼の着手金も、他の費用も高くないので気楽に頼めますが、期待できない場合も多いので、どちらがいいとは言えません。
特に警察や裁判所などの公的な機関は職員の汚れ切った体質のため、トラブルになったときは弁護士を入れても金次第で判断が変わりますので、そういう部分はフィリピンを途上国として悲しく感じてしまいます。

今、フィリピンで妻名義の土地に不法に住んでいる家族が3家族もいます。
1年前までは5家族でした(爆)

彼らは、家賃も払わず、引越しする費用が無いという勝手な言い訳を続けていましたが、妻の家族が強制退去はかわいそうだとして、5年前にある約束をしました。
信じられない約束ですが、
「立ち退き料を払わない代わりに、5年間無料で住ませてあげる。その代わり、5年以内に引越ししてくれ。」
という、非常に温情のある約束でした。

最近になり、2家族は引越ししましたが、残り3家族は、引越し代が無いから無理だといまだに居座っています。
今年で5年になりますので、弁護士を入れて退去させようと思っています。
でも、また金が掛かります。

日本の弁護士は憧れの職業にあげられるような仕事で、厳しい難しい司法試験もあるし、簡単にはなれない職業です。

実はタイムスリップしたなら、あなたは弁護士になればいいよと、妻に言われていますが、口は達者ですが、国家試験に合格できないと無理なんですね。

その弁護士ですが、実際は数も多く、皆が良い人ばかりじゃないのは他の職業と同様です。
私はひねくれているかもしれませんが、「先生」と呼ばれるような仕事をしている人は、傲慢になりやすく、悪いことをしている人も多いイメージがありますから、肩書きだけでは決して信用しません。

過去に弁護士と何度も大喧嘩をしたことがありますが、基本的には金儲けですから、儲かりそうな話には積極的になります。
それは批判ではありません。当然のことです。

この未曾有の不景気といわれる時代の、弁護士のおいしい仕事は人助けに見えて、実は双方にデメリットのある過払い請求と言う仕事です。

要するに、利息を取りすぎだと、貸金業者に弁護士が債務者の代理人としてクレームをつけ、払いすぎた分を取り戻す制度ですね。

債務者は楽になりますが、弁護士が介入して解決させたという、要するにブラックリスト情報が金融機関に載ってしまいます。
債権者はもうけた金を吐き出し続けます。

弁護士は間に入って簡単に儲けます。
だから最近のTVCMや、電車の広告など弁護士の債務整理の広告が非常に目に付きます。

今後は企業の残業手当の未払い訴訟で弁護士は忙しくなりそうだと聞きました。
午後6時が定時なのに、毎日、6時10分とか、6時15分とかにタイムカード押してる人が会社に残業代求めたりするようになるみたいな感じです。
ヤクザがやるような仕事に思えます。

弁護士の嫌なところは、明らかな犯罪者でも、弁護士は被告側に立ち、無罪や減刑を求めます。
それが時に腹が立ってくることになります。
残酷な犯罪者を無罪にするために精神鑑定を求めたり、明らかなウソの証言でも被告を信じたふりをして無罪だと叫びます。

片や検事は大嫌いでしたが、最近は、被害者の側に立って、犯罪者を糾弾できるのは検事だと考えると、悪徳弁護士よりも検事のほうが良く見えてきました。
まあ、どっちにも、いい人ばかりではないのは間違いないところでしょう。

イメージとしてきれいな、弁護士・警察・政治家・銀行などに、実は巨悪が潜んでいる可能性の高いところだと言うのは、フィリピンも日本も大差ないかもしれません。

まあアメリカの訴訟の多さや、個人が敏腕弁護士と組んで企業を訴えて巨額を手にする様子などを見ると、まだ、日本やフィリピンのほうがマシかなとは思いますけど・・・