2日ほどPCが動かなくて困りました。
私もいつのまにか依存症になっていますから、PCが無いと不便で退屈でもう、どうにもなりません。
ようやく、家でブログを更新できてうれしいです。
ところで、いろいろと書きたいことがあったのですが、フィリピンで嫌になる事件がありましたのでちょっと書きます。
飛び込んできたニュースによると、
>フィリピン南部ミンダナオ島マギンダナオ州ダトアブドラサンキ町で23日、来年5月の同州知事選の立候補届け出に向かっていた候補者の妻や地元記者らを乗せた車列が武装グループに襲われ、誘拐された。国軍によると、妻や記者ら36人が現場近くの山中で遺体で見つかった。
国軍によると、100人ほどの武装グループが車列を待ち伏せしていた。候補者の副町長らと対立していた現職知事一族が、事件に関与しているとみている。
以上です
大変乱暴な言葉になりますが、ブログなので遠慮なく感想を書くと、私は、このニュースを目にしたときに、
子供のころ何度も見た大ヒット映画「猿の惑星」にでてくる、ゴリラを思い浮かべました。
この野蛮な武装グループの連中と、頭の悪いゴリラの将軍が暴力で政治に介入してくる様子がぴったり当てはまって見えたからです。
事件も薄っぺらで、もう誰が関与したかわかってきてるみたいです。
対立候補を殺して選挙に勝つというやり方など、幼稚園児でもやってはいけないとわかります。
でも、やってしまうんですね。
36人死亡ですよ。日本で起こったなら歴史に残る大虐殺です。
フィリピンはやさしい国で、死刑を廃止したそうです。
この事件の首謀者も死刑によって殺されることはありません。
やさしい国フィリピンの刑務所は、実に自由で、お金さえあれば、懲役囚でも外出もできるし、娼婦を自室に呼んだり、家族と一緒に住んだりできるそうです。
入居時にお金がなければ、腐った飯を食べ、小さな部屋にすし詰めにされるようです。
その反対に、お金があれば、広いエアコンつきの部屋に入居して、何名かを護衛に雇って、ぜいたくに暮らすことも可能と聞きます。
フィリピンでは有名な話ですが、フィリピンに行った帰りに、空港で、麻薬をお土産の菓子だといって持たされて、空港で捕まり、何のことかもわからないまま英語の自白証書に署名して死刑判決が出た日本人がいます。
減刑されて終身刑かなんかになって、死刑執行は免れたようです。
この気の毒な御仁の手記によると、逮捕した警察関係者、裁判官、弁護士などが、話し合って、「日本の親族から150万円送ってもらったら、助かるぞ」とか、何度も打診されたそうです。
裁判官も自分の分け前さえもらえば、罪を問わないケースがあるそうです。
冤罪だと、訴えても晴らすのが難しい国です。
嘘をつく人が異常に多いように思えてきます。
嘘だらけの国で、地方の知事という職業はものすごい、おいしい仕事なんでしょう。
汚職やりたい放題みたいな。
36人殺してでもなりたいという事実がそれを証明しています。
日本ではゆとり教育の影響で子供にも優劣をつけるのが、まるでいけないことのようになってきました。
フィリピンは違います。
成績優秀者や、美形は表彰されて、特別な人を作り出します。
フィリピンでは、ハイスクールでもミスコンテストを開催し、優勝したいために、家族の不正は珍しくないと妻から聞きました。
私が見た、フィリピンでの幼稚園の卒業式は、メダル授与式です。
優秀な子供は各科目ごとに何度も壇上に上がってメダルをいっぱいもらってうれしそうです。
もちろん、メダルゼロの子もいるでしょう。
メダルをもらえなかった子供が武装ゲリラになっているのでしょうか?
「優秀な人は海外で仕事をする。」
フィリピンの常識ですね。
もしかして、「アホは国内に残る」のでしょうか?
根深い汚職は子供の頃から、それを悪ではなく、「それもあり」の中で暮らしてきているから平気なのでしょう。
「フィリピンでは選挙になると死人がいっぱい出るそうですね。」
先日、マニラでこんな会話をしていたのは私でした。
はした金で人を殺すフィリピン人。
私の大好きなフィリピンはいまだに、程度の低い政治家がいっぱいで、モラルの低い三流国家だと証明した情けないニュースでした。