このブログでも何度か書きましたが、フィリピンにいる16歳の娘のことです。

彼女が妊娠した時には、素直に喜べなくて、悔しくて、いろんな思いがあってブログに書き、悩みましたが、妻と娘の産みたいという意見を受け入れて応援して行こうと決めました。


そして、先日、義父母にも妊娠していることがわかってしまい、秘密にしたことで悲しませてしまいましたが、家族会議になり、昨日から金のない彼氏を養子のように妻の実家に娘と一緒に住ませて、真面目に仕事させて、出産はフィリピンですることに決まりました。

結局、皆で祝福する気持ちになったのです。


娘達は、(まだ娘夫婦とは言いたくないので)、ようやく少しは安心して2人暮らしを始めました。

娘達にとっては記念すべき日になるでしょう。




・・・人生は厳しいです。

同棲をはじめた翌日、つまり、今日なのですが、娘が晴れて彼氏と一緒に定期検診に行きました。


おなかの中の小さい命は、すでに動きを止めていました。

何が原因かわかりませんが、たまにこういうこともあると聞きました。


ようするに、流産ですね。

まだ小さな小さな時期にストレスを溜め込んだのか、私が怒って彼女を追い詰めていたのだろうか。

聞いたときはとても悲しくなりました。


もう少し幸せな時間を味あわせてあげたかったと今は思ってしまいます。

もっと大きく育ってからの流産のほうがよかったなどとは、もちろん思いませんが・・・


ジジイになることを覚悟して、生まれるときは祝ってあげようとか、思い始めた矢先のことで、これから、手術して取り出すそうです。


また予期せぬお金が掛かりました。

でも、子供用品は不要になりました。


私たち夫婦も複雑な気分です。

こんなことなら家族に告白しなければ良かった、とかいろいろな思いがあります。


私はまた、娘の彼氏に腹が立っています。

お前も腹開いて手術しろ、とか思っています。

妻の実家から奴を追い出したいなどと口走って、妻に怒られています。


妻は、いろんなことを考えて、「これで、よかったんだよ。 神様がそう決めたんだから。」と言います。


私も、きっとこれでよかったんだと思うようにします。

娘が元気を取り戻し、アホ彼氏が真面目に働いて、数年後に結婚して、子供が授かれば祝ってあげたいと思います。


私は全然立派な人間ではありませんし、いろんな人にたくさん迷惑を掛けて生きてきました。

だから苦労もしました。

妻や娘にはあまり苦労しないで欲しいと思います。

自分次第なんですけど(笑)


人生は筋書きのない痛烈な出来事が起こるものですね。

私も、この結果は悲しまないようにします。

若い2人がこれを乗り越えて、成長してくれればと願います。