昔、兄弟に勧められてドラクエをやりましたが、あの長い旅を終えるのが私には苦痛で、結局全シリーズのうち、最後までやったのは、1つだけだったように思います。
その、ドラクエでよく出てきた言葉 [ かいしんの一撃] をタイトルにしました。
そこまでの一撃かどうかは実は勝手な思い込みですが、昨日そんな言葉を思い出すうれしいことがありました。
某有名外食チェーン店で、試食会というか、まあ私の面接兼、テストみたいなことがありました。
そこで私が合格すれば、その店の新メニュー開発など、重要な仕事を依頼したいということです。
そのメニューとはもちろん、ラーメンを中心としたものです。
そこの本部に招かれ、厳重なセキュリティーを抜けて、会議室に通されました。
先方のGMとか偉い肩書の方々数名を紹介されて、私を紹介してくれた日本人の商社マンの方や、調理責任者やたくさんの関係者と談笑しながら話を進め、いよいよ試食をしようという事になりました。
私を紹介してくれたありがたい、日本人商社マンのサポートもあり、実にいい雰囲気で話は進んでいましたので、リラックスはしていましたが、試食でおいしくなければ全てはパーです。
実力のない者を、コンサルタントとして契約するわけがありません。
最初に先方の調理責任者がラーメンを作って持ってきました。
私に食べてくださいといわれました。
私はすすめられるまま、そのラーメンを食べました。
正直、おいしくありません。
GMに、感想を求められましたので、私はまず、調理責任者に、一礼してから、持参した特製タレを少し加えてもう一度食べるように勧めました。
直感で、そうすれば味に深みが出ておいしくなるとわかったからです。
皆のラーメンに少しずつ、タレを加えて、味見してもらいました。
その時の、みなさんの顔が <かいしんの一撃> をくらったようだったのです。
もう、一瞬で明らかにおいしく変わったと、喜んでくれました。
魔法のタレの作り方を、教えてもらいたいというありさまです
醤油ベースのタレですので、[キッコーマンか?] とか聞いてきます。
私は首を横に振り、[ 市販のものではありません。 田舎の小さい店の手作り醤油に、海水から取ったミネラルたっぷりの塩など加えて、煮詰めてから長時間寝かしたものです。 ]
寝かせることにより、塩っぱさが柔らかくなり、うまみたっぷりになることを話すと、興味深く聞いてくれました。
結論からいうと、その時点で、私は合格というか、認めてもらえましたので、その後、自作のラーメンを食べてもらわなくてもよかったのです。
でも、折角日本から持ってきたので、調子に乗って、キッチンに入り、私のラーメンを作ることになりました。
作るなんて言わなきゃよかったと、後悔するようなひどいキッチンでした。
強火もできません、お湯もなかなか沸騰しません。
でも、周りのスタッフたちは、興味津々で私を囲んでいます。
とりあえず、手伝ってもらい、2種類のラーメンを出しました。
試食の結果は、同行の日本人2名は うまい! といいましたが、相手側は、反応がマチマチでした。
味が濃すぎるとか、否定的な意見もありました。
予想通りの答えでしたので、あわてることもなく、日本のラーメンとの違いが相当にあるので、それはゴリ押ししないことも伝えて、試食は終わりました。
とりあえず、終わったことにホッとしましたし、一同は、私をラーメンマスターと認めてくれましたので、本格的に、私が考案し、調理指導したメニューが店頭に並ぶことが現実になりそうです。
タバチンラーメンのフィリピンデビューは庶民価格での大衆ラーメンになると思いますので、日本人の方に受けるかどうかは分かりませんが、限られた予算内で、おいしくなるように、一生懸命に考えたいと思います。
また、別件でありがたいことに、高級志向のグルメをターゲットにしたラーメンのプロデユースの話もいただきました。
こちらは、先程の会社と、バッティングすることのないように、自分の作りたいラーメンにこだわって、おいしいラーメンを作れるように頑張りたいと思います。
とにかく、あっという間に日本に帰りますが、予想以上の結果を残し帰国できることにひとまず安堵しています。
帰ると、また母の介護もありますが、私たち夫婦がいなくて大変だったと思ってくれればうれしいです。
いなくてよかったといわれたら、すぐフィリピンに戻りたいと思います。
その、ドラクエでよく出てきた言葉 [ かいしんの一撃] をタイトルにしました。
そこまでの一撃かどうかは実は勝手な思い込みですが、昨日そんな言葉を思い出すうれしいことがありました。
某有名外食チェーン店で、試食会というか、まあ私の面接兼、テストみたいなことがありました。
そこで私が合格すれば、その店の新メニュー開発など、重要な仕事を依頼したいということです。
そのメニューとはもちろん、ラーメンを中心としたものです。
そこの本部に招かれ、厳重なセキュリティーを抜けて、会議室に通されました。
先方のGMとか偉い肩書の方々数名を紹介されて、私を紹介してくれた日本人の商社マンの方や、調理責任者やたくさんの関係者と談笑しながら話を進め、いよいよ試食をしようという事になりました。
私を紹介してくれたありがたい、日本人商社マンのサポートもあり、実にいい雰囲気で話は進んでいましたので、リラックスはしていましたが、試食でおいしくなければ全てはパーです。
実力のない者を、コンサルタントとして契約するわけがありません。
最初に先方の調理責任者がラーメンを作って持ってきました。
私に食べてくださいといわれました。
私はすすめられるまま、そのラーメンを食べました。
正直、おいしくありません。
GMに、感想を求められましたので、私はまず、調理責任者に、一礼してから、持参した特製タレを少し加えてもう一度食べるように勧めました。
直感で、そうすれば味に深みが出ておいしくなるとわかったからです。
皆のラーメンに少しずつ、タレを加えて、味見してもらいました。
その時の、みなさんの顔が <かいしんの一撃> をくらったようだったのです。
もう、一瞬で明らかにおいしく変わったと、喜んでくれました。
魔法のタレの作り方を、教えてもらいたいというありさまです
醤油ベースのタレですので、[キッコーマンか?] とか聞いてきます。
私は首を横に振り、[ 市販のものではありません。 田舎の小さい店の手作り醤油に、海水から取ったミネラルたっぷりの塩など加えて、煮詰めてから長時間寝かしたものです。 ]
寝かせることにより、塩っぱさが柔らかくなり、うまみたっぷりになることを話すと、興味深く聞いてくれました。
結論からいうと、その時点で、私は合格というか、認めてもらえましたので、その後、自作のラーメンを食べてもらわなくてもよかったのです。
でも、折角日本から持ってきたので、調子に乗って、キッチンに入り、私のラーメンを作ることになりました。
作るなんて言わなきゃよかったと、後悔するようなひどいキッチンでした。
強火もできません、お湯もなかなか沸騰しません。
でも、周りのスタッフたちは、興味津々で私を囲んでいます。
とりあえず、手伝ってもらい、2種類のラーメンを出しました。
試食の結果は、同行の日本人2名は うまい! といいましたが、相手側は、反応がマチマチでした。
味が濃すぎるとか、否定的な意見もありました。
予想通りの答えでしたので、あわてることもなく、日本のラーメンとの違いが相当にあるので、それはゴリ押ししないことも伝えて、試食は終わりました。
とりあえず、終わったことにホッとしましたし、一同は、私をラーメンマスターと認めてくれましたので、本格的に、私が考案し、調理指導したメニューが店頭に並ぶことが現実になりそうです。
タバチンラーメンのフィリピンデビューは庶民価格での大衆ラーメンになると思いますので、日本人の方に受けるかどうかは分かりませんが、限られた予算内で、おいしくなるように、一生懸命に考えたいと思います。
また、別件でありがたいことに、高級志向のグルメをターゲットにしたラーメンのプロデユースの話もいただきました。
こちらは、先程の会社と、バッティングすることのないように、自分の作りたいラーメンにこだわって、おいしいラーメンを作れるように頑張りたいと思います。
とにかく、あっという間に日本に帰りますが、予想以上の結果を残し帰国できることにひとまず安堵しています。
帰ると、また母の介護もありますが、私たち夫婦がいなくて大変だったと思ってくれればうれしいです。
いなくてよかったといわれたら、すぐフィリピンに戻りたいと思います。