テレビCM で蚊取りのベープで良いのを見ました
1つ売れると5円を寄付に使うというわかりやすいものです。

同社の商品は蚊取りなので、マラリアなど蚊による感染症に苦しんでいる地域の治療や予防に役立てられるとの事です。
すばらしい。
これから買おうと思っていましたが買うときにも何か良い気分になれそうです。

誰でも後になってから、売り上げの一部を寄付してといわれると財布の紐は固くなります。
あらかじめ決めておくと案外楽だと思います。

スポーツ選手もホームラン1本打つと○○、とかいう風にやってる選手もいます。
値引きだけで客をひきつけるのよりも、ずっと企業イメージは良いと思うし、何より助かる人がいることが素晴らしい。

980円で特売するなら990円にして10円は寄付したほうが受けも良くないですか?
「○○を買って、アフリカに学校を建てよう」みたいな・・
結果的に寄付するという企画にしたほうが儲かることも多いと思います。

逆に、駅前に立って旗おっ立てて恵まれない人に寄付を!! って若い人に叫ばれると気持ちはわかるのだが、近寄ってお金を箱に入れるのが億劫になりませんか?
5円や10円でもありがとうございますって言われると余計に恥ずかしくなりそうです。

1日中立ちっ放しで寄付金がいくら集まるのか知りませんが、昔から思うことがあります。
本当に1日費やしてでも、寄付したいと思ったなら、普通に1日バイトして、全額を寄付すればいいと思うんです。
厳しい考え方ですが確実に寄付できます。

なんか駅前で寄付集めてる自分たちの心の美しさに自分たちで感動しているような気がします。
集まったのは2000円しかなくても、素晴らしく価値のある2000円だ みたいに。
やっぱり寄付するなら、2000円よりも1万円のほうが価値があるでしょう。

貧しい国では、悲しいですが、わざと障害者を作り盲目や手足の不自由な状態にして物乞いをさせたりするとよく耳にします。

私はフィリピンで炎天下の中、裸足で物乞いをする幼い子供達に胸を痛めてサンダルを買いに行ったことがあります。
残念ながら、サンダルは履いてもらえなかったのですが、
その理由は、彼らが新品のサンダルを履くと誰からもお金をもらえなくなると聞いたからです
だから、あげることはできなかったのです。

人の考えはそれぞれですが、そんな子供達が手を差し出しても絶対にお金をあげないと決めている人も多いようです。
理由はみな同じようなことを言います
「その子のためにならない。 くせになる」
とかです。

私の考えは違います。
正しいかどうかは全くわかりません。
私は、たとえば、フィリピンに遊びに来て、豪華な食事や夜遊びまでぜいたくを満喫している途中にそういう子供に出会ったら、10円でも100円でもあげて欲しいと思います。

甘いかもしれませんが終戦後の日本でも米兵からチョコをもらう子供がいました。
大人にしてみたら痛くも無い金額が子供には「とてもラッキーな1日」なるかもしれません。

悪い奴らに搾取される寄付金が多い中、ダイレクトに子供に与える事を否定したくないと思います。
長くなるのでこの手の話はまたの機会にします。

まあ、寄付行為の呼びかけによって、こんな問題で苦しんでいる人がいると言うメッセージを多数の人に伝える大事な行為ではあると思いますが・・・

とにかく、銀行やサラ金をはじめギャンブルなどのCMでも、もっと社会に還元する義務があると思います。そして社会に発信する義務もあると思います。

マスコミ、音楽界や芸能界もそうです。
チャリティーが少なすぎると思います。

チャリティー目的の曲やコンサートには感動的なものがたくさんありました。
We are the world や Live Aid などいっぱいあります

不良の代名詞だったストーンズでさえこんなビデオクリップがあります。
たかがロックンロールですが、されどロックンロールです。
大好きな Its only rockn roll の豪華アーチスト競演チャリティーです。
かっこいいです。