今、私は以前からの夢であるフィリピンでのラーメン店開業を方向転換して、考えた結果、大阪でラーメン屋になろうと考えています。
理由はこのブログにたくさん書いて来た通りです。
自分が過去にラーメン店を経営して、たくさんのお店や職人を育ててきたという自負はありますが、大阪でのお店が繁盛するかどうかは別問題です。
苦戦するかもしれません。
繁盛してくれるかもしれません。
開業する前に、経験を生かして、できるだけ全てにおいて抜かりが無いように、おいしいラーメンと良いサービスが提供できるように精一杯努力して知恵を絞って勝負したいと思います。
自家製麺に手作りの具材やスープはもちろん、気配りして良い物を使って人気の出るお店にしたいです。
自信はありますし、きっと成功すると思っています。
まだ店舗も決まっていない段階なのでこれ以上の予測は妄想になりますのでこの辺にしておきます。
今日の記事で書きたいことは、これから書きますが、読まれた方の中には、言い訳だと怒る方もいると思われます。考え方の違う方が当然いると思います。
あらかじめ宣言しますが、これはあくまで私の考えです。
正しいかどうかは、わかりません。
冒頭に書いた、大阪でのラーメン店は開業できれば、私の心血を注いだ、いわば私の今までの集大成のお店になると思っています。
都心で出店してきたどの店よりも、おいしいラーメンを作るつもりでいます。
その自信も、関西でも受ける自信もあります。
いつもうぬぼれた言葉を私は吐いてしまいます。
過去、何度かそんな私に忠告するかのように問いかけられた同じ言葉があります。
「失敗したら、どうするの?」
未来を予知できない私は、この質問に答えを持たず、あるスポンサーには「コツコツ働いて少しずつでも返していきます」 時には「失敗した時の事なんか考えたらダメだよ、絶対うまく行くから」
若いというか、ケツが青い私は適当な逃げ口上しか返せなかったような気がします。
今もたいして成長してませんが、年を取ると考えが変わってきました。
最近の考えは、こうです。
「リスクを少なくして、小さくスタートさせる。 軌道に乗らなければ負債が大きくならないうちに撤退も考える。
損失を与えたしまった場合は、謝罪した上で、なぜ失敗したかを見直し、また資金調達して再挑戦する。」
基本的にはこれを成功するまで繰り返そうと思っています。
だから夜逃げも無ければ失敗を苦にして自殺なんてありません。
実に身勝手です。
でも本当に責任を取るというのは死んだり逃げたりではなく、時間が掛かってもあきらめないで手を変え品を変え挑戦を死ぬまで続けることだと思います。
借金に苦しんで死ぬ人や犯罪に走る人は大勢いますが、経験が無い人は物事を短絡的に考えて最悪の決断をしたりします。
人助けなんて大げさですが、たとえば借金苦で高利貸しに追われて自殺を考えている人がいれば私は助けられると思います。
事業で失敗して強盗を考えてる人には開き直りの精神を伝えたいと思います。
日本の大企業は、多くがものすごい返せないほどの借金を抱えています。
そして、借金がありながらも、運転手に送り迎えさせて、高級クラブで飲み食いしているようなぜいたくがやめられない人も、ものすごくたくさんいるでしょう。
いよいよ倒産しそうな時には国の支援とか言う裏の手を使って借金棒引きとか、公的融資とかで助けてくれます。 中小企業と比べると暴動を起こしてもいいくらいに、ものすごく不公平で、これを知った時、借金苦で自殺は絶対にしないと誓いました。
考えても見てください。大企業は全国からスーパーエリートを選りすぐって集めて、その上、政治家とパイプを作り、たくさん献金して、たくさんCMを流して会社を運営しても、倒産したり、借金地獄になったりしています。
われわれボンクラ一般人が金もコネも無いのに事業を志しても失敗することのほうが多いです。
当たり前です。 超エリートでもなかなかうまく行かないことをやろうとしてるんだから。
だから中小企業の経営破たんは、そんなに恥ずかしいことでも死ぬようなことではありません。
挑戦した結果が悪くても、また次を考えていけばいいんだと思います。
命を賭ける必要は無いと思います。
そして一番大事なことは失敗した時には、死ななきゃいけないという約束は絶対にいけません。
それを求めてくる人とビジネスで付き合ってはいけません。
人生で失敗した人がラーメン屋になってイチから出直して成功した話はたくさんあります。
失敗って言うのは自分が口に出さなきゃ失敗ではありません。
「まいった」というまでレフェリーは止めないのが人生です。
何回でも立ち上がっていきましょー
ほんとに殴られるわけじゃないから何度でも立ち上がれるんですよ。
でも、次の店は、コケたくはないです。マニラ店へバトンをつないで行きたいです。
がんばりまっす。