今朝、娘と妻はフィリピンへ帰りました。
たまには一人もいいけど、寂しいです。
そんなメソメソしている場合ではありません。
いよいよ仕事モードに突入です。
まず、今日は世間のニュースを見て思うことを書きます。
イトーヨーカドーは、千何百種類の商品の値下げを発表しました。
2割から3割くらい安くするそうです。
私はJUSCO,SATY、などの似たような量販店によく行きますが、大阪のベッドタウンでも明らかに昔より売り上げが落ちています。
人口減や消費低迷という波に飲まれてしまっています。
きっと売れても利益が残らないだろうと思うような安売り合戦を繰り広げています。
倒産すれば、粗大ごみになるかもしれないので投売りしてでも現金に換えたいのでしょうか?
まるで店じまいセールです。
大きい量販店がここまでするから、周りの店も右へならえで安売りに拍車が掛かります。
ところが消費者は冷静で、店側が思っているほど売り上げは伸びないようです。
今さら値上げもできないし、夏物商品が入ってくる前に在庫一掃したいし、また値下げするしかありません。
経常利益などは無視して安売りに走り、1日でも長く自転車操業で乗り切るのでしょう。
イトーヨーカドーは好調なセブンイレブンが後ろに控えてますので、すぐ倒産は無いでしょうが、
先行きは真っ暗に見えます。
相当数の閉鎖店が出るのではないでしょうか。
不況に弱そうなアパレルや自動車、不動産などとは対象的に順調に成長していく企業もいろいろとあります。
餃子の王将の躍進は先日記事にしましたが、吉野家も店舗拡大を発表しました。
すき家、松屋とライバルに比べて、牛丼のファンは吉野家がダントツに多いように思います。
ファミレスが凋落して、外食産業は様変わりして来ました。
外食の中でも勝ち負けが分かれています。
マクドは勝ち組で、スーパーのフードコートの中でも強いです。
ロッテリアやファーストキッチンではそうはいきません。
また、お取り寄せスイーツなどに代表する、高くても、話題性のあるオリジナルの味を求める人は多く、今の時代はネットの普及で全国から注文が来ますから、小さな店が大成功することもあります。
生キャラメルで有名になった花畑牧場には観光バスで買いに来るお客さんが殺到して、ものすごいことになっていました。
売れ筋価格帯も微妙で、1個700円のケーキや1個400円のドーナツは高すぎて私には買えませんが、冷静に考えると、予算3千円の贈答品を買う場合、サラダ油や洗剤などの昔からの定番贈り物を買って友人にあげるよりも、高級洋菓子のほうが、はるかにおしゃれでセンスがある贈り物になるかも知れません。
繊細な感覚を持った経営者にはお客さんの買える値段と客層がイメージできているのだと思います。
と、ここまで私は知ったかぶりをして、わかったようなことを書きましたが、私の仕事に当てはめると、どうでしょうか?
大阪でラーメン屋を始めようというのが最近の目標です。
大阪は、東京に比べると、ラーメンブームにも乗り切れないで、食い倒れの町と言うわりに新しいものが少ない気がします。
まあ私がやるにしても、資金が余ってるわけでもなく、一等地に場所を押さえた訳でもありませんから、この不況の中、生き残れるかは微妙です。
もちろん自信が無いのにやるほど無鉄砲ではありませんから勝算があって始めて挑戦します。
なぜか、東京で繁盛したラーメン屋は大阪には進出していません。
私が知らないだけでいくつかあるかもしれませんが、話を聞いたことがありません。
私がラーメンを作っていた頃は、関西のお客さんにも好評で、わざわざ遠方から来てくれるお客さんも多かったです。
外国人のお客さんも大勢いました。でも、すごい繁盛していたわけでは無かったです。
がむしゃらに毎日ラーメンを作って「もう いい。 引退しよう」と思っていた時代から、時が経ち、再び厨房に入りたくなりました。
数年間、あちこちで食べ歩き、冷静になって今の時代に負けない、近所で話題のラーメン屋さんになることを目標に少しずつ計画を立てて行きたいと思います。
商売はまさに一期一会です。
一杯のラーメンにどれだけ情熱を注げるか、初めて来てくれた人にどれだけ喜んでもらえるかを考えて
「来てよかった」と言ってもらえる店にしたいと思っています。
そのうれしい出会いの繰り返しを大切にすれば、長く商売をやっていけるんじゃないかなと思っています。
この不況でも「安ければ良い」という時代ではありません。
安い食品に飛びつくのは一瞬だけです。
おいしくなければお客さんは続きません。
売れないからといって、半額セールにしても売れません。
怒られるのを覚悟して書きますが、近所には「うまくて降参」 させられるようなラーメン屋がありません。
大阪はまだまだ、おいしいラーメン店が少ないと感じます。
繁盛させるために必要なポイントを探して大事にしていきたいと思います。
至高の一杯を目指す気持ちが無ければやる意味も無いと思います。
そして、やっぱり、お客さんの満面の笑みを見ることが一番の喜びです。
不安はありますがとても楽しみです。
ラーメン屋はダイレクトにお客さんの一喜一憂を感じることができます。
私にとっては真剣勝負の舞台なんです。
まずは、リハビリのため、体力づくりです。
たるみきった身体と足腰を鍛え直さなければいけません。
ウチの近所はジョギングコースです。
走ろう・・・いや、まず歩きます(爆)