餃子の王将チェーンがこの不景気の中、業績を伸ばしてるそうです。

ファミリーレストランが軒並み大幅ダウンの中、その離れた客をも取り込んでいるようです。


私は中学生の頃から餃子の王将マニアです。

王将チェーンには大阪王将と京都王将があります。


メニューの多い京都王将が大躍進して、離された感のあった大阪王将も最近は大変好調に見えます。

興味の無い方には、さっぱりわけわからないと思いますが、マニアの私としましては、王将成功に学ぶことがたくさんあります。


関東地方に行って関西人が驚くことのひとつに餃子や肉まんなどの値段の高さがあります。


高額なものをありがたがって食べる東京人と違い、関西人は安いうまいが好きです。

いまでこそ、王将餃子は1人前200円以上しますが、20年ほど前までは、150円とか、それくらい、

私が毎日のように通っていた中学生の頃は1人前6個で120円でした。


東京では中華料理店に入ると、餃子も他の料理と同じような値段になっていることが多いです。

400円くらい平気で取ってます。

それでおいしくないと絶対2度と頼みません。


ポピュラーな中華料理メニューを安く提供し、しかも餃子は店内で手包みしたものを焼いては包んでの繰り返しで、新鮮な感じです。

最近の王将では店ごとにオリジナルメニューもありますし、良く見かけるのが若いお客さん向けの大食いメニューです。

ジャンボ天津飯 800円 とか、すごいボリュームです。


ボリュームがあっても良心的な価格、もちろん味が悪ければ繁盛しませんが、餃子などは価格の割りにとてもおいしいと思います。

その他のメニューも特別おいしいとは思いませんが、ファミレスと比べたら王将の中華のほうがマシだと感じます。


今の世の中で繁盛させるポイントですね。

家族連れで、節約したいと考えてるお客さんは、ドリンクやデザートに子供の目を奪われるようなファミレスは逆に避けたくなるでしょうね。


王将で食事して、マックでデザートなど食べるほうがずっと安くつくと思います。

鈍感な経営をしているファミレス各社が凋落していくのは予想していました。

グルメには物足りないし、節約派には高すぎる。

ファミレスを根強く支持するのは、店のことにはお構い無しのドリンクバーで何時間も粘りたいような人達です。

早く帰ってくれと言われないファミレスは居心地抜群です。


店にとっては最悪のお客さんなんです。

深夜営業では回転率も最悪で朝まで時間つぶしに来たりされます。

何回もおかわりされて、ドリンクバーも赤字になりそうです。


お客さんを喜ばせるために考えたサービスがことごとく裏目に出て、経営を圧迫しています。


いつの時代も、おいしくて、安い店にはお客が来ます。

必ず来ます。

そして忙しいから、食材は常に新鮮だし、混んでいると席を譲らないといけないから、長居しないで帰る人が多く、客の回転率も高いです。


当たり前の繁盛店の仕組みです。

王将以外では、一部の回転寿司チェーンも生き残るでしょう。

ただ、魚は仕入れ値が安定しないと言う怖さがありますが。


大阪では定番の551蓬莱の豚まんは、1個170円です。

横浜300円以上する肉まんに負けずとも劣らない、昔から大好きな味です。

1本100円の串かつ店は、いまや親子連れや観光客、若い客層で大繁盛しています。

阪神百貨店のいか焼きは、機械化して大量に作っても作っても朝から晩までお客さんが切れません。


これらすべて私が理想とする飲食の極意を実践している素晴らしいビジネスプランだと思います。

ファミレス業界の中枢にいる人は優秀な人だと思うのですが、自分でキッチンに立たないし、現場のことがわかっていないのでしょうか?

もし、私に改善させてもらえるなら直すところが山ほど見つかると思います。


本当は秘密にしたいのですが、共通して言える成功の鉄則があると思います。

まあ、そんな難しいことではありませんが・・

すべてを実践できている店は繁盛しています。 

 


・名物メニューがある。 品数は少なくて良い

・値段が安いと感じる

・店員の教育がしっかりしている。少人数でレベルの高い仕事をする。

・もちろん おいしい


フィリピンでこれに当てはまるラーメン店が無いと思ったから、チャンスだと思ったんです。