日本は本当に明るいニュースが少なくて、今日も妻が働いている会社で、大変な発表がありました。

来年早々に600名の人員削減を行うそうです。


正社員を入れても1000名強の会社で、600名と言うのは派遣社員など皆、解雇と言う意味でしょう。

妻も99%解雇でしょう。

たまたま、私は2月から母の介護で関西に居を移すことを前もって決めていましたので困ることは無いと思っています。

負け惜しみでもなく、逆にチャンスと思っています。

新しいチャレンジが始まります。


逆に、長年この会社で勤め、(10年以上のベテラン期間社員がいっぱいいます)会社に貢献してきた人たちは、突然首になって、入居している会社の寮やアパートからも出て行かされるのは悔しいだろうし、気の毒に思います。


現状の恐ろしいのが、事情のすさまじい急変です。

1ヶ月前までなら、辞めても、すぐ似たような仕事に就けました。

渡り鳥のように転々としている人も大勢いました。

でも、今は、まず無理でしょう。

特に工場は、求人をしている企業など無いと思います。


工場で働いている人達には失礼かもしれませんが、私の感想では、テレビのニュースや政治のことに関心を持ってる人も少なくて、政府が解雇された派遣社員にどんな支援をするのかなんて、知らない人ばかりのようです。 

夢を持たない人は政治や社会に興味がなくなるのでしょうか?

ちなみに私が数ヶ月工場にいたときも、パソコンをやってる人など私の周りにあまりいなかったです。

やってても、エロゲーとかでした。

ゲームやパチンコ・などに詳しい人がものすごくたくさんいました。

解雇された人にはいろんな特別の支援策が打ち出されているのですが、詳しく知らない人は、それすら受けられずにいるのでしょうね。

学校の勉強も社会勉強もしないで、一般常識をほとんど知らないまま、大人になって、途方にくれる人が大勢でて来ると思います。


私のいる町は派遣社員が大変に多く暮らしています。

彼らがいなくなると、アパート経営や最新のショッピングモールも大打撃を受けます。

間違いありません。


昨年の秋から住み、東京には二度と住みたくないと思うほど、住みやすい大好きな町なんですが、きっと収入の多くを工業団地から発生する税収入やそこで働く人たちの消費に依存しているので、各工場の大リストラで存続の危機を迎えるでしょう。


フィリピンに行くので休暇を申請した妻も拍子抜けするほど、「ゆっくり休んで来ていいよ」 とやさしく言われたそうです。

つい最近まで、平日に1日だけ休暇申請しても、「困るんだよなあ」 となかなか許可されなかった時と大違いです。

ほんの1~2ヶ月でここまで変わってしまうことが予想していたとはいえ驚きです。

これからも少しくらい先を読めないと、ヒドイ目に合うかもしれません

情報や知識は大事ですね。