Newsweek の最新号の記事からです。


子供が幸せだと感じている国はどこでしょうか?

世界中の国の全てを調べたわけでは無さそうですが・・

(アジアは入っていないし)

結構、説得力のある根拠も示されています。

タバチンのブログ-newsweek 日本版


オランダが世界一だそうです。

社会保障の手厚さで有名な北欧諸国、を押さえてのトップですね。


理由をいくつか見てみると、おや? と思いました。

それは、日本の子供にとっては不幸に感じるようなことが、オランダでは、いくつか常識になっています。

なのに、子供が幸せ??


具体的には

・小学校で落第がある。

・テレビを見せてもらえるのは1時間くらいが普通

・夜8時頃から寝かされる。


でも、それが普通なら、子供の苦痛にはならないのでしょう。


何よりオランダの子供達が幸せな理由は


学校大好き、親とも仲良し、個性を伸ばす「寛容の国」

ということらしい。です。

授業風景なんかも好きなことをやらせたり、頭が堅い日教組の幹部

なんかには思いも付かない自由や自主性があるようです。


学校も皆同時期に入学させないで、成長の遅い子はゆっくり育てる。

落第しても親も子も傷つかないで、ゆっくり学べばいいという方針

とありました。

日本だと落第したら人生の落伍者として冷ややかに見られます。


父親にも育児は当然で、会社員が週に育児休暇を8時間とか

もらえる会社が多数あるそうです。

夕方5時には家族揃って夕食を食べるのも普通の光景みたいです。



子供が最も不幸な国にはイギリスがトップのようです

食事も環境も良くないようです。


オランダは不思議ですが、アムステルダムのカフェでは大麻が合法的に

吸えるのは世界で有名だし、

妖しい照明と衣装で客引きする、売春宿(通称 飾り窓)も有名です。


日本から見ると悪の温床のような、そういった大人の世界がありますが、

これも「寛容の国」らしいと思ってきます。


別に犯罪が多いイメージも無く、勉強ができない国でもないのなら、

この方針は見習うべき点がたくさんあるように思いました。

やっぱり、どうせなら、子供自身が幸せだと感じる環境で育てたいです。


確かに一生懸命に勉強して得るものも多いです。

でも、競争社会の厳しさを子供の頃から教える必要があるのでしょうか?

それにどんな、効果があったのでしょうか?


思いやりに欠け、友人が脱落するのを心の中では喜ぶような、そんな

イジメ社会にした結果、先進国の多くは現在、未曾有の不景気で、

それを乗り越える知恵も持ち合わせていません。

たっぷり、競争に勝ち抜いて、勉強してきたはずなのに・・・


親が子を虐待して殺し、子が親を刺し殺す。

老人は孤独に1人、アパートで死んでいく。

そんなニュースに、いつのまにか驚かなくなった日本人はいつのまにか、

自分の国のどこがおかしいのかも、わからなくなって来たように思えます。


いまだに日本は平和で世界中から、うらやましがられている

なんて思ってたら危険ではないでしょうか?