プロ野球界のスーパースター清原和博選手が引退しました。


同年代の私は彼がPL時代からずっとファンでした。

私は大阪生まれの大阪育ちで、弟は清原選手と同じ年です。

しかも弟は高校野球の選手で、3年生の夏の甲子園大阪予選決勝戦はPLが相手でした。

大敗した弟は「清原ってほんまにすごい」といつも言っていました。


いまやスーパースターと言われるスポーツ選手はどんどん少なくなってきました。

その中で清原選手は主要タイトルを獲らなくても、常に大スターでした。


私はフィリピンでラーメン店を始めようと思い、いろんな壁に当たり、苦しみました。

自分の評価が低かったり、もっとできるのに、こんなに惨めではない筈なのに。

と、自分に腹を立てていたとき、あのスーパースター清原もケガに苦しんでいました。


挫折を味わい、人のあたたかさを知り、人に感謝することを知り、大切な人が亡くなったりと、

年を重ねてさまざまな経験をして、大変、情に厚い、涙もろい、そんな清原選手に変わって行きました。


試合には桑田も金本もイチローも駆けつけて、試合後には長淵剛がとんぼを唄いました。

その光景は予想通りでしたが、わかっているのに、涙が止まりません。


試合後に明かされたんですが、試合前に王監督から花束を受け取った時の言葉がまた涙です。

「生まれ変わったら今度は同じチームでホームラン競争をしよう」


今は昔ほど人気の無くなったと言われるプロ野球ですが、大きな感動をもらいました。

涙でウルウルする私の後ろで妻はいつものように、とんぼを替え歌で唄っていました。


ワンパターンで申し訳ありませんが、

♪ あー しあわせの とんぼがー ほらー 舌を出してーー ワランペラ ♪


清原氏の引退後の活躍が楽しみです。