私は、一昨年から2年がかりで、「フィリピンでラーメン屋になりたい」
と言い続けています。


フィリピンに行ったことが無い日本人は、ニュースで見ること以外には現地事情はわかりません。
フィリピンと聞いて抱くイメージは、暑くて、途上国で、危険な国というのが通説だと思います。


だから、いくら不況だと言っても、日本が一番安全で住みやすいし、まじめに働けば、そこそこ暮らしていける・・・ 
みたいな話をされます。

悩んだ時期もありましたし、無理な夢は家族を巻き込んで不幸にしてしまうかも?
とネガティブにもなりました。


でも、そんな時も冷静に考えてから出る結論は同じものでした。


フィリピンで一番おいしいと言われるラーメン屋になりたい

理由をあえてあげてみます。


・マニラ、マカティの有名な日本料理店やラーメン店などを訪ねてみて思ったのが、和食の職人は、いましたが、ラーメンのプロには、まだ会ったことが無い・・

・手作りでおいしいラーメンなんて、そんなことを言っている人が周りには居ないし、私が考えているコンセプトも味も受け入れられる自信はものすごく持っている。
首都圏で10年やってきたのだから、そこそこいけるんじゃないか・・

・フィリピンに、現存するラーメン店で、そのままの味とメニューで、都心に出して繁盛するようなお店は、ほとんど無いのではないか・・

・全て手作りで挑戦するということ自体が珍しいし、食品偽装の問題で消費者の警戒心はどこの国でも高い。 逆に、堂々と使用材料を明記してやるスタイルの私の手法が注目を集めるかも・・


その他いろいろと、可能性を感じさせるような要素はたくさんあります。

もちろん、フィリピンで連日いろんな人と会い、話をしました。
結構な数の人が「やめたほうがいいよ。」 「日本で通用してもフィリピンは厳しいよ」
とか、反対する声をたくさん聞きました。


ところが、あることに気がつきました。
それは私にとっては衝撃でした。


フィリピンで成功している方々と会う機会も結構ありました。
紹介してもらったりして、たとえば、ビジネスマンだったり、芸能人だったり、大富豪だったり、大学教授だったり、とにかく、人がうらやむような生活をしている人たちに会った時に、皆さんがたまたま同じ意見だったのですが、
ブログなので、遠慮無しに書きますが(笑)


あなたのビジネスプランは大変魅力的で、成功する可能性が高い あきらめるのはもったいない


みたいな事を言われるのです。

お世辞も入ってるでしょう。でも、その言葉があるから、私は信念を曲げないでいることが出来ます。

客観的に見ても、日本料理が好きな、フィリピン・中国・韓国の人は多いです。
だから、日本風料理の大チェーン店がフィリピンには多数存在します。

だから、本物を私は作りたいし、そこに大きなチャンスを感じているのです。



今年になって、同じ夢を持っている方に出会ったとき、私はその夢が実現する形が浮かんできました。

ご存知の方が多いと思いますが、フィリピンにて、シュークリーム屋さんを起業してその後、数々の伝説を作っている、「起業物語」の主人公であり、作者でもある
Happy cream puff の山岸さんです。

山岸さんのブログはこちらです

起業物語をまだ読んでいない方はこちらもぜひ読んで下さい




私も多くの方と同じように、山岸さんの命がけの日々の話を「起業物語」で、知り、
ものすごく会いたくて会いに行ったんです。
私のように、彼に会いたくて、お店まで訪ねた人は本当にたくさんいるそうです。
いまだに訪ねてくる方が何名もいます。
もちろん、会ったことも無い人たちですよ。


山岸さんは大変に温和で家族を愛する優しい方でした。
そして、強い信念をお持ちでした。


私たちが共通して描いている夢があります


フィリピンでの社会貢献です


ただ、私たちがやろうとしていることは非営利団体のボランティア活動ではありません。
まずは、手間隙かけたおいしい商品を提供して、お客さんに喜んでもらって、人気店になることです。

そうした努力の結果、利益を上げて、まず、働く人たちに利益を還元して、そこで働いている幸せを感じてもらえるように努力します。

そして、できれば店舗を増やして、おいしいラーメンを食べて、おみやげにシュークリームを買って帰れるようなお店が人気店になって欲しいです。


原材料から作ると言うコンセプトには製造原価が安くなると言うものすごいメリットがありますので、競合他社より価格を下げても利益は出ると思います。


そうして、利益を出してお金を稼いで、フィリピンに恩返しするために、その利益を貧困層と言われる人たちの支援に役立てて欲しいと願っています。


一度きりの人生ですから私たちは、そんな夢を持って生きて行きたいと決意しています。

だから、まだ資金不足で開業できないと言う現状でぐずぐずしないで、1歩踏み出して、
お金を集めて、スタートしたいと思うようになりました。

当然、金融機関を中心にアタックしていますが、フィリピンでは日本のように簡単にいきません。

これからも、苦労があると思いますが、社会貢献や福祉と言うものはお金がないと出来ませんから、何とかお金を作るために支援者を探して、当然支援者の方には十分に利益も還元して恩返しをして、繁盛店を立ち上げて、将来は、ともに社会貢献を目指して行きたいと思っています。


私は、実は資産のある方から、複数回、出資の話をいただきました。
山岸さんも別の方から出資の話はいただいています。


生意気で大変失礼なのですが、私たちの求める夢とは誤差があって、苦渋の決断でお断りさせていただきました。


金儲けはしたいです。ただ、フィリピンで起業する目的や夢を忘れずに持ち続けて行きたいと願っています。


私は楽天家ですので、きっとそれが実現できると信じて毎日を生きています。
行動力もあるほうだと思います。


山岸さんという信頼の置けるまじめな人と一緒に力をあわせて頑張りますので、
叱咤激励のコメントをお寄せ下さい。