私はラーメン業界に入ってから10年ちょっとたちました。

その間にラーメンは大ブームになり、今では最高潮を過ぎ、ブームを超えて、

誰でも好きなラーメン店のひとつやふたつあるのも常識となって、

ラーメンは国民食の地位を築きました。


B級グルメの代表格であるラーメンですが、それをいかにおいしく作れるかといつも考えていましたが、全てを手作りにするのは時間と人手がかかり、大衆料理であるラーメンの価格を引き上げることも、お客さんが離れるのが怖くて出来なかったです。


私が日本で一度リタイアした、ラーメンをフィリピンで再びお客さんの前で作る時には、そのあきらめた手作りの夢に挑戦したいと思っています。

麺や具材、スープはもちろん、餃子やラー油まで手作りで挑戦したいと思います。

日本から醤油・塩・味噌などを取り寄せて、水は現地では日本のようなおいしい水を手に入れるのは難しいため、ミネラルウォーターを、さらにろ過して、備長炭を使いおいしい水にして使いたいと思います。


手間隙をかけての作業には経費がさぞ掛かりそうですが、人件費はフィリピンでは日本に比べると遥かに安くて、麺や調味料も業務用のものを使わないため、トータルで考えると日本でやるよりも安く出来ると思います。

もちろん、輸送費やその他も考えての計算です。

だから日本の忙しい店では作れないようなおいしいラーメン作りに挑戦したいと思っています。


自家製のメリットは、原価が安いだけでなく、オリジナルのものを安全に作れると言う強みがあると思います。

もし、私が開店できる日が来て、お客さんに評判がよければきっと、ライバルが出現します。

そして、偉そうですが、真似をされるかもしれません。

業務用の材料で簡単に作れるものなら、すぐにコピーされてしまうでしょう。


コピーされても負けないだけの商品力を持って、小さい店でも老舗と言われるような日本の名店を見習って、メニューを絞ってコツコツやるしかないと思います。


フィリピンの人に受けるように、日本とは違うアレンジも必要かもしれません。

でも、基本は手作りで安全で、おいしいもの。

フィリピンの人にも試食してもらったり、たくさんの工夫をして小さなお店を繁盛させられるようにがんばりたいです。

お金も掛かるので、すぐに開店とは行きませんが、今までの経験と勇気を持ってチャレンジするつもりです。

このブログで開店のご案内記事を書ける日を夢見ています。