長男の省吾は、じいちゃんやばあちゃんによく注意されることがあります。
それは、「姿勢が悪いよ」と。

確かに…
否定はしません😅
本当に姿勢が悪いから。

姿勢が悪いというのは、食事のときに足をテーブルにかけて、椅子を斜めにしている、ということです。

じいちゃんたちから見たら、お行儀が悪いからやめなさい、ということ。
でも、これには訳があります。

省吾の障害特性として、
「体が使い方が苦手」というのがあります。
そして、体のバランスも悪い。だから、足をあげることでバランスをとっています。

運動会の行進で手を振りながら歩くのも難しい。
ラジオ体操も上手くできない。
小さいときはよく転びました。
自分が通れるであろう幅を理解できていなくて、ぶつかったり。

ある専門の先生の話によると、
ある自閉症の人は、自分に背中があることがわかるまで、かなり時間がかかった。
ということでした。

それくらい、自分の体がどうなっていて、どうすれば上手く歩けるのか、跳べるのか、理解が難しいのだと思います。

こういう特性を知っていて、自閉症の子どもたちを支援するのと、知らないで支援するのは全く様子が変わってきます。

「体が使い方が苦手なんだから、姿勢が悪くなっちゃうんだね」
と受け止めてそっと注意されると、子どもたちは自分を否定されないで、正しいことを学べます。

「なんでそんな悪い姿勢なんね!ちゃんとしなさい!」と、足でも叩かれたりしたら、その子には叱られたことしか残らないでしょう。

障害があっても、支援の仕方でどうにかなることはたくさんあります。どうしてもできないこともあります。

支援の仕方で学んで身に付けられることならば、支援してくださる方が、子どもたちの特性をありのまま受け止め、じゃあどういうやり方ならできるようになるのか?
と考えてくださることが、大きな一歩に繋がります。

私は省吾を注意するときには、何も言葉に出さないで、そっと手をあてて足をおろさせています。(もちろん、そうできないときもありますよ😅)
もちろん、椅子にも一工夫いるのだと思います。
でも、家庭の中ですから、そこまでがっしりしなくても十分かな、と思います。

できるところから少しずつ。
だと思います。