サイゼリアの豪ドル関連仕組債のデリバティブ損失が確定したらしい。損失は153億円だそうだ。


この金額はサイゼリアの年間の営業利益60億円の2.5倍だから、相当なやっちゃった感がある金額であると思われる。

日経ヴェリタスによれば、駒沢大学も155億円の損失を穴埋めするために、グランドを担保にみずほ銀行から110億円の融資を受けたとか・・・


このようなデリバティブ契約の詳細は明かされてないけど、報道から想定するに、豪ドル/円のバリア・オプションを組み込んだ仕組債で、かなりな高利回りを狙う代わりに、為替相場がありえないような水準になると、想定元本以上の損失を被るようなかなりハイリスクハイリターンな取引だったのではないかと思う。



この「ありえないような水準」というのがポイントだけど、日本よりもめちゃめちゃ健全な財政基盤の資源産出国である国の豪ドルが105円⇒60円割れまで一気に急落する、、というような事態は、さすがに想定外だったと思う。僕もまったくの想定外だった。


しかし・・・・「ありえないような水準」になったところとは言え、1A$=60円という水準はワーストシナリオとしては想定できたはずで、その蓋然性を無視して、投資判断をした責任、というのは言い逃れが出来ないと思う。


つまり、サイゼリアの▲153億円、駒沢大学の▲155億円はまぁ、しゃーないな、で許される金額を大幅にオーバーしていると思います。ハイ。

また、豪ドルに関しては、「この水準から下はさすがにないだろう」、、と考えるのはまだ早いかもしれない。。。。


今回、サイゼリアは解約してるパターンだけど、仕組債を売りまくってた証券マンにヒアリングしたところ、追証をはらってデリバティブ契約を維持している学校法人とか宗教法人がゴロゴロあるそうだ。


何かのキッカケで円高になりかければ、追証が払いきれずに、さらにドル売りVS実需のドル買いのバランス次第では、円高が加速しないとも限らない。

(もし、そうなったとしたら、その時は絶好の買い場かもしれないとは思うけどね。。。)


そういうのがそこそこ落ち着けば、居心地のいい水準に収斂するんだろうけど、もう少し、時間がかかるだろうなぁ~