破水して、
子宮口がいよいよ全開になった頃、
和痛なので、
痛みが無いわけではなく、
徐々に強くなる。。
ピークの前に、
麻酔を追加できるのだけど、
追加のペースが
ピークへのペースに
追い付かなくなってきて、
悶絶する痛みが
えーーー
麻酔の意味ないーーー
特盛でー
いや
ギガ盛でーー
と叫びたいくらい。
(麻酔無しなら気絶してたわ)
助産師さんに、
「おしりーー
おしり押してくださいーーー」
と懇願しながら、
麻酔が効いてくるのを待つ。
でも、
時間の経過の割に、
👶の頭がみえたとか、
👶の動向が全くない。
そう、
うまく回旋できていないらしく、
助産師さんが、
内診しながら、
何度も誘導を試みてくれる。
ずっとおまたに手をいれられ、
ぐりぐりと
こねくりまわされてる感覚があるけど、
とにかく
肛門あたりが破裂しそうな痛みと
何かに潰されて
ギタギタに破壊されてる感覚のほうが
やばい。
その間にも、
陣痛の波のたびに、
👶の心拍が低下したりで、
これは厳しいかもという空気感が。
助産師さんに、
ネイルの確認やら、
夫の連絡先やら、
帝王切開なのか?と思われる
色んな質問をされ、
うそーーん、
ここまできてフルコースになるの?
と絶望
そこで、
院長登場!!
「ここまできたんだから、
あとは出すだけ。
頑張りましょう!」
の声が。
神降臨、再び
吸引の準備が指示される。
「もう、いきみたかったから
いきんでいいからね」
と言われ、
2人しかいなかった助産師さんが、
わらわら
5人、6人と集まってくる。
口々に
「大丈夫!あと少しだから」
「しっかりいきんで!!」
「いきんだら、とにかく酸素いっぱい送ってあげて!」
など、
たくさんの声かけ。
その頃には、
また麻酔効果もあり、
痛みはあまりない。
ないけど、
ちゃんといきめる感覚は残ってる!!
麻酔加減も神
5,6回、
死に物狂いでいきむ。
結局役に立ったのって、
マタニティ教室できいた、
バーは押すのでなく引く!!
お腹をみるつもりでいきむ!!
いきんだらすぐに赤ちゃんに酸素を送る呼吸!
っていう情報。
ソフロロジーとか
ヒッヒッフーとか
全く無意味。
正直、
気合いと根性。
最後の2回は、
もう顔面と頭の血管切れる勢い。
(おまたは、がっつり会陰切開)
(オイルマッサージも意味ないやん)
おまたの向こうには
汗だく、
汗ふきだしながら息子を引っ張ってる先生
助産師さんに、
「ほら出るよー、みてー」
と言われ、
おまたのほうに視線をおくる。
そして、
にゅるるん
という何かがでてきた感覚!!!
出た、
なんか出た!!!
と思ったときには、
もう息子が助産師さんに抱えられてる。
泣かない、
あれ??
先生が口から吸引してる。
と思ったら、
元気な産声。
多分5秒くらいだったかもだけど、
私には15秒くらいの体感。
産声聞いて、
全身が脱力して、
魂が口から出てった感じ。
胸元につれて来られて、
なんの準備もなく写真撮影
その後、
いったん息子は連れていかれて、
またきた時には、
帽子と服を身にまとって、
よくある新生児スタイル
そこで、
ようやく
ああ、産んだんだなあって。
でも、
涙は出なくって、
安堵、ただただ安堵。
ののちの、
喜び。
嬉しくて嬉しくて、
夫や家族に報告できる喜びを
ふつふつと噛み締めた。
胎盤もスムーズに出てきて、
会陰の縫合も、
違和感はあるけど痛みはなし。
導尿してもらってスッキリして、
しばし分娩台で休憩。
そして、
13時半頃の出産だったので、
昼ごはんも。
ご飯よりも飲み物で
生き返って、
魂が体に戻ってきた感じ。
ぺちゃんこになっただるだるのお腹、
まださすりたくなってしまうけど、
これからは、
お腹じゃなく、
息子を直接触れるんだ、
という不思議な感覚。
好き、
愛してる、
とかではない、
愛おしいという表現がぴったりな感覚。
ようやくたどり着いた、
ゴールでもあり、
スタートでもあるこの日を、
生涯忘れない。
余談。
和痛分娩は、
本当に素晴らしかった!!
出産レポなので割愛するけど、
産後がすごく楽!
アラフォー初産にピッタリ。
でも、
会陰切開の傷だけはやばかったけど。
結局、
夜中の麻酔で、
当初より7万ほどオーバーした感じもするけど、
回旋異常もあり、
胎児機能不全ということで、
吸引分娩となり、
入っていた医療保険から入院費(日額5000円)が支払われたので、
受けた恩恵を思えば、
随分割安!!