コミックス11巻発売になりましたー!!!
そしてコミックスの続きが読めるCookie9月号も今日発売!
表紙と巻頭カラーです。
今回の表紙は男二人❤️
二人とも浴衣を着てるんだけど、これ作中の内容とリンクしてるんじゃないかな。
真霜くんが小千谷縮、ひららさんが越後上布を着てるんだと思います。中身の漫画の内容が雑誌の表紙ともリンクしてるって、いい演出ですね。
真霜くんの小千谷縮の話は「隣の微熱」で描かれたもので、過去の二人のエピソードもこうして本編に繋がってきてるというわけなんだなあ。
しかし、ほんとに吉家は10巻から以降すごく真霜くんのことを思い出している。
自分で気づいてないよね。
11巻はとにかくそれぞれの本当の願いとか、どう生きたいかみたいなことが浮き彫りになったすごい濃い1冊でした。
しかも吉家はどんどん出世しはじめる1冊だから、読んでてすっごい気持ちいい。
まあ真霜くん目線で読むと今は沼の底にいるんだけど、ここから彼の成長が始まるとしたら新たな一歩の始まりとも言える。
私個人としては、真霜くんが10巻で失恋しきっかと会わなくなってから、過去最高にきっかが真霜くんのことを考えている1冊だとも思うんです。高校時代から最近のことまで、なにかっていうと真霜くんを思い出している。
きっかはその自覚がないみたいだけど、平良さんは「手に入った気がしないから追いかけてしまう」というくらいだから敏感に感じ取っていそう。
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11巻の感想は後日しっかり書くとして、Cookieの今月号のことからいきましょうか。
まず、巻頭カラーがとっても意味深なんです。
みてください!
これは見開き表紙の右側ページなんだけど・・・
雨の中、濡れないように傘を後ろから差しかけてる真霜くん。走って追いつこうとしてる。
きっかは差し掛けられていることに気づかないまま、雨があがったと思って天を仰ぎ喜んでる。
ひららさんは車に乗ってきっかよりも前の位置から「乗ってかない?」みたいに誘ってる。
今の3人の状況とか心を表してる1枚、
めっちゃよくないですか!!!???
この構図、まじですごい。物語性がある。今の3人を絵1枚でずばっと表してる・:*+.\(( °ω° ))/.:+
ひららさんの乗ってる車がミニクーパーっぽいのもまたミソよね。外車っすよ外車。左ハンドルっすよ。
彼は自分が濡れることなく、経済力で彼女のことも濡れさせない事ができる。
真霜くんのちょっと前を歩いてるきっか。雨がやみ晴れてる状況(仕事がうまくいき始めて夢中)が楽しくて仕方ない。
真霜くんはいつも吉家のことしか見てない、人知れず後ろから助けて力を貸すけど、目を合わせないから自分の本心を知ってもらえない。
いや〜〜ほんといい1枚☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
みひらきの左側は吉家ひとりの笑顔なんだけど、お花に囲まれてまさに楽しそう。
吉家は今、楽しいんですよね。仕事がどんどんうまくいって評価されてるから。
11巻の感想も後日書きたいけど、その続きのCookie今回はひららさんの誕生日を祝う準備から始まりました❤️
つまりひららさん39歳になったわけで、きっかとの年の差が11歳になっちゃった。
それを意識してかどうかわかんないけど、平良さんが髭を生やしてダンディーな姿に変貌してしまいました。。
かわいいのが好きだった私としてはその変貌はちょっとがっかりだぞ。。。
かっこいいんだけどイケオジになっちゃって、年齢も年相応に見えてしまう。
もしかして平良さんはそれが狙いだった?しっかりした頼り甲斐のある男性に見せたくて。
だから真霜父との挨拶もがんばったのかな。。
この誕生日、吉家の用意したパーティがアットホームでとってもいい感じ。
お金はないけどがんばって用意したところとか、メニュー表が平良さんと行くレストランの見様見真似だったり。なんか、愛嬌あってかわいいです。こういうとこ、本当に吉家って素直だなあ。
自分から告白することが恥ずかしいとか、金持ちの生活を知らないのが恥ずかしいとか、そういったくだらない見栄がまったくなくて、いいものはいいと素直に受け入れちゃう。
ひららさんは「自分と経験したこと」が彼女に蓄積されてることがとっても嬉しそう。
やっぱり彼は、与えて、与えられて、お互いに高め合っていける関係をすごく望んでますよね・・・いかにもハイスペらしいというか。アーティスト感覚なのかもしれないけど。
知らない分野の刺激をほしがってますもんね。
そして彼女には何かしら「がんばっていてほしい」という。んで、そばにいて待っててほしいんでしょ。
平良さんの「彼女へ求めること」も相当ハードル高いですよね。
ここで、越後上布という新潟の高級反物でゆかたを作って欲しいという話になるんだけど、「隣の微熱」で出てきた真霜くんの浴衣が同じ新潟の麻の織物の小千谷縮だった。
平良さんが選んだ越後上布は、小千谷縮の上位版みたいなもの、っていうのがまた上手いというか、ニクイ演出ですよね!
だけど吉家は小千谷縮の良さをすごく知ってるんですよ(隣の微熱)。
そしてこの誕生日プレゼントである「ゆかたのお仕立て券」をめぐって、また平良さんと吉家に亀裂が入ってしまいます・・・。
平良さんと吉家は似てる。
同じ職人だし、仕事が一番。こだわりも強くて妥協ができない。
驕りたがり、頼られたがり。
夢中になると時間が飛ぶことも理解してあげられる。
でも結婚って、似たもの同士よりも正反対同士の方がうまくいくって言いますよね。
私の祖母、母、先生、友達はみんなそう言います。私自身もそう思います。
たまに見てる結婚相談所の動画の方もそう言います。
この二人の小さな亀裂、今回だけじゃなくて読み返してみると9巻から始まってるんですよね。
もう嫌いになった!じゃあ別れる、バイバイ!
なんて急になってしまうんじゃなく、こうして日々の付き合いの中でじわじわ変化していき、ある日決定的なお別れがきてしまうんだとしたらすごくリアルだな。
気持ちの変化を丁寧に描かれている。
てくらい、私はもう平良さんと吉家はお別れに向かってるように見えるんですよね。
二人はお互いラブだと思ってるし、喜ばせたいとがんばってる。
でもうまくいかない。ちょっとしたことが引っかかっていく。
二人が似ている、同じタイプだからこそ、これまでは理解できてうまくいっていたことが
だんだんぶつかり合うようになってきているんです。
といっても平良さんは吉家のことがすっごく好きなのが伝わってくる。誕生日パーティもめちゃくちゃ嬉しそうで始終へらへらしてた。だからこそ、今回はきっかの心の引っ掛かりに気づかないんですね。
嬉しいが先行しちゃってるから。
後半からいよいよ台風がせまり、マジで冠水マンションを描かれるのかもしれません。
雨が降り始めてきた時からの住民の動きとか、すごく興味深く読みました。
これから起こる災害と
平良さん吉家のふたりの関係性がリンクして、怪しい雲行きになってきてる。
そして最も気になるのは真霜くんが今どうしているかです。お父さんが理事会に来ざるをえないほど傷心なんだろうか。
次回はまた2話掲載だからたっぷり読めますね。はやく真霜くんの様子が見たい!
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