2024/01/27に撮影したSigma FPでの撮影したDNGファイルの撮影日時・ファイル更新日が、何故か2050年になっていた。月日・時間は問題なく年だけおかしい。
(Explorerでのファイル一覧では更新日時が空白表示され、ファイルプロパティでは両方とも2050年になっていた)
ちなみに、この前後にSigma FPを使用した日である1月08日・2月23日があるがこちらは問題なかったので、この日の撮影分だけおかしいということで、そうなった原因は不明。
この問題の修復として、実施した作業メモ(備忘録)。
【最初の試行】 →NG
・F6Exif.exeでExif情報を書き換えるだけで出来ると思ったけど、この状態だとファイルを開いてくれなかった。
・ExifFileOpeという一括で撮影日時を変更するツールもあるが、これはJPG専用だが、実行しても日付情報は変わらず。
なので、ググったりして色々と調べて、以下の方法でJPEGファイルは修復できた。
【2回目の試行】 →JPGのみOK。DNGはNG
1. PowerShellを起動して、JPGファイルのあるフォルダに移動
2. 以下のコマンドを実行
Set-ItemProperty FP*.DNG -name LastWriteTime -value "2024/01/27 19:00:00"
3. F6Exif.exeで該当ファイルを開き、ツール→Exif一覧表示を選択。
4. 原画像データの生成日時が問題のない値だったので、この値を更新日時へC&Pして更新
5. ファイル保存して終了
元のDNGファイルからおかしいのでそちらも直したかったが、F6Exif.exeはJPGファイルしか操作できないので、ファイル更新日だけは2の操作で2024年に変更した。
その後、ExifFileOpe.exeという一括で撮影日時を変更するツールもあるが、これもJPG専用なのでDNGファイルには使用出来ず。
【3回目の試行】 →NG
他の方法として、Explorerでのファイル詳細情報(Explorerの右側ペインに画像と詳細情報が表示される)で、撮影日時をクリックすれば更新可能とのインターネット上の情報にあったが、撮影日時をクリック出来なかった。
また、Lightroom Classic のメタデータで撮影日時を変更できるという情報もあったが、持っていない。
【4回目の試行】 →OK
"DNG 撮影日時"でググってみると、ExifToolで変更できるという情報があり、以前導入していたのを思い出して使ってみたら、変更できた。
まず、ExifToolのGUI版exeを起動して、Exifの全情報を見てみると、
IFD0のModifyDateと、ExifIFDでのDateTimeOriginalとCreateDateが2050年になっていた。なので、以下の操作を実施。
・これらをadd tag for custom viewに追加して、Customタブを選択して値を見やすくする。(必須の作業ではない)
・変更したいファイルを全選択して、ツールバーの“modify” の "Exif: DateTime shift"画面を表示して、年号だけの調整をしてExecuteボタンを押下。
(今回だと、Shift amountに0026:00:00 00:00:00にし、=Decrementのチェックをオフにする。DateTime resultに正しく2024になっていることを確認)
この方法なら、【2回目の試行】で実施したJPGファイルも修復できます。
なんとか修復できた。
追記 2024.08.13
SONYのRAWファイル形式である.ARWのファイルで、ファイル更新日時が撮影日時と異なる事があった。
(多分、カメラ内操作で撮影ファイルをDISK2からDISK1へ移動した)
ExifFileOpeで選択フィルターを*.arwに変えて実行しても変更はできないので、これを撮影日時にファイル更新日を変更する手順は以下でできた。
1. ExifToolのGUI版exeを起動
2. 対象ファイルを選択
3. メニューバーのVariousの”File: Date modified as in exif.”を選択
これで、1ファイルまたは複数ファイルを変更できる
追記 後日、ExifToolのGUI版exeを起動すると、数秒後に勝手に終了してしまう。
原因は操作時に自動保存された何らかのフォルダー情報のせいかも。
iniファイルを消すと、勝手に終了することはなくなった。