最近、嬉しいことがありました。

嬉しいといっても

薬害の脳になった今は

元気な時のように

心が沸き立つような

そんな嬉しさとは違います。


薬害で感情も乏しくなった中で

心ではなく頭が「嬉しい」という

文字を浮かべてる、

そんな感覚です。


私が薬害に遭ったのは

2020年の1月下旬。

薬を飲んだのはたった2週間〜1ヶ月。

考え事してたら数日眠れなくなり 

初めての内科に行き

(病院嫌いで長いこと行ってなかったので)

処方され飲んだ3つの薬を

一気断薬してから数日後

激しい離脱症状に見舞われ

再服薬しないで我慢したまま

2年5ヶ月が過ぎました。


今でこそ、SNSを利用して

多くの薬害被害者の方と

やり取りさせていただいてますが、

1年3ヶ月くらいは

誰ともやり取りすることなく

ただ耐えていました。


Twitterは断薬7ヶ月後に始めて

3ヶ月くらいは気が向いたら

たまにツイートしたものの

自分には合わないと感じ

1年くらいほぼ放置。

アメブロは断薬1年3ヶ月後に

始めたものの続かず放置。

SNSは自分には向かない、

人と繋がるのも無理だと

思っていました。


Twitterでいろんな方と

やり取りさせていただくように

なったのは、

断薬して薬害に遭ってから

1年9ヶ月後からのことでした。

昨年の10月です。

ふと書きたいことが出てきて

久しぶりにツイートして

それでまた放置かなと思ってたところ、

ある方から、

「DMをしてもいいですか?」

というコメントをいただき慌てました。


Twitterは当時はそれほど

見ていなかったので、

どんな人がいるかよく分からず、

繋がりたい気持ちもなかったので、

「私とDMしても救いになりませんよ」

みたいな酷いコメント返しを

してしまった記憶があります。

その後もコメントで少しやり取りして

良い方だと思ったので

思い切ってお受けして、

DMでやり取りさせていただいたら

とても人柄の良い方で

こちらが救われました。

それからTwitterの薬害被害者の方と

気軽に繋がるようになりました。


薬害被害者のSNSを

なるべく見ないほうが良いとか

傷のなめ合いに一利なしと言う

ご意見もあります。


私の場合はSNSで繋がり

電話でも頻繁に話をするように

なってからのほうが、

精神面は良くなったと感じています。

話を聞いてくれる人、

苦しみを共有できる人が

いるというのは

大きいと感じます。


今は薬害被害者の方々との交流は

私には不可欠なものとなっております。

ただ、あくまで私の場合なので、

向かない方もいるでしょう。


それぞれ症状や置かれている状況、

できることや動ける範囲も違うので、

そんなことも人により

ストレスになるかもしれません。


でも、この薬害は

経験のない人に話しても  

理解してくれる人は少ないですし、

理解してると言ってくれたとしても、

苦しみまで理解してもらうことは 

難しいと感じています。

やはり、同じ薬害の苦しみを

共有できる相手と繋がり

話をすることは良い面が

多いのではないかという感じが

しています。



自分語りの前置きが長くなりましたが、

冒頭の嬉しいことと言うのは、

音信不通になっていた

薬害被害者の仲間と

またコンタクトできたことです。


その方とは断薬して1年3ヶ月後に

某所で知り合い、

毎日のようにやり取りして

苦しみを共有していました。

Twitterで他の方との繋がりができる前は

唯一個人的なやり取りをしていた方でした。

ところが、2月から急に音信不通になり、

もしかしたら…と、

とても心配していました。


以前から、もしもの時は

私に迷惑かけたくないから

ブロックするからと

言われていたからです。

それまでもブロックされて

音信不通になることが2度ほどあり

その時は1週間や2週間で連絡がきて

「○ねなかった」と。

3度目の今回は5ヶ月も連絡がなかったので

本当にもしやとかなり心配して

名前を毎日のように見て

どうしてるのかなと思っていました。


気持ちは分かるけど、

願わくば生きていてほしい

もう一度話がしたいと

願っておりました。

でももし楽になれたなら

「良かったね。やっと楽になれたね」

と言ってあげたいとも思っていました。

でもそれは確認のしようがないことで

音信不通のままなのかと覚悟を

しておりました。



それが、

ある事情で連絡が取れない

状況になっていたことが分かり、

私のことも毎日とても気にして

くれていたことも知りました。

またやり取りをしたいと

言ってくださいました。

本当に久しぶりに

冒頭の「嬉しい」という感情が

出てきました。

薬害に遭ってから初めてかも

しれません。


ただ、その方の現在の状態は

さらに悪くなってるとのこと

嬉しさと同時に

かなり複雑な気持ちにもなりました。

連絡取らない間にも苦しみ抜いて

きたのだな。

辛い体と脳で

ご家族のために相変わらず

相当無理してきたのだろうなと。


生きていたことがその方にとって

本当に良いことなのか。

きっと、そうではないのだと思います。

それは、今の私自身がそうだから

よく分かります。

回復せず急性期がずっと続いてる

私たちには、

生きてることはものすごい苦痛を

伴うからです。


それでも、またお話ができたこと。

それが嬉しいと私は思ってしまうのです。



どうか、どうか、薬害に苦しむ人が

一人でも少なくなりますように。





今回もお読みくださいましてありがとうございます。