坂の上の雲を読み終わった。
確か、会社に入って、研修の講師がすごく薦めていた本で、入社2.3年の頃に一度読んではいた。
ただ、その時にはこの本の良さがそれほど分からなかったという記憶だけがあったが、今読んでみて、そんな人生経験もなかったその頃の私に、この本のすごさを感じることが出来なかったというのはある意味仕方がないと思った。
今回読んでみて、当時の日本人のすごさを実感できたし、また違う年代でこの本を読んでも、違う感想を持つことだろう。
私が海外で仕事で暮らしたことも、この本を読む上でより深い思いをもたらしてくれた。
当時の日本人が、日本など世界地図の中のどこにあるかも知らないような、先進国の人たちから見れば未開の地から来た、どのような文化をもっているのかも知らない、また興味も持たれない様な時に、必死に先進国に「追いつきたい」という意識をもって、日本という国を自分が作り上げていくというような意識を、当時の人たちが持って、かつ自分たちで考えて、組織を作り上げて、日露戦争という大舞台で実行に移し、巨人を相手に勝ち戦を行い、結果を出したということに関して、ただただ先人たちの努力に感服してしまう。
ひるがえって、今の日本・あるいは日本人は?と考えてしまう。
自分も、世の中も、である。
先人たちが築きあげてきた日本。現代に生きる人たちが、さらなる飛躍に向けて努力していかなければならないが、果たしてそのような社会(体制もまた個人の意識レベルでも)であるのだろうか?今の日本は。