結局、私だけでも、毎日お見舞いに行くことにしました。




  自分自身、酷く怒りが心身的に負担だった様で、土日と頭痛に悩まされ21時まで起きていることも出来ませんでしたが。

  数日敢えて愚痴を、怒りを吐き出さないことで、諦めがついたようで、少し落ち着きました。

  
  愚痴を吐き出して楽になるを通り越え、怒りを改めて再認識してしまって、発散ではなく怒りの反芻となり、より心の負担にしてしまっていたようです。
 

  話を聞いてもらい、スッキリする場合ばかりでは無く、改めて自分を痛めつける愚痴もあるのだなぁと、学びました。



  ちょっとした記録。




  日曜日旦那と行き、父が財産私に譲れたらなぁって言いました。
  まぁ無理だけどね。がめつい母が許すはず無いから、気持ちだけ受け取るよ。

  相変わらず「ありがとう」は言わないが、それがもしかしたら感謝の意味かな?


  

  もう、何を話しているかさえ、ろくに聞き取れず。何回も聞き直してしまう。




  昨日なんかジェスチャで足のマッサージやら、枕の位置替えを指示されましたわ。意味を読み取るの大変です。 


 
  水も飲めないから、カサカサ。乾燥して苦しそう。



  ニベアを持参したら、看護婦さんが塗ってくれた。



  熱は無いのに、常時アイス枕を必要。



  病院には枕用しか無いため、おでこ用を自宅でアイスノン凍らせ毎日持って行く。
  


  一応ドリンクも用意するが、毎日飲みかけを捨てる。一口、二口、口の中を湿らすよう。無いよりはきっとマシ。



  歯磨き手伝い。着替えを手伝い。さらにはマッサージまで、まるで介護だね。



  えー、仕方ないな。って内心おもっちゃうあたりが、まだまだ人間未熟みたい。着替えを手伝ったら、下手だから看護婦さんに変わるよう言われたしね。



  昨日、ようやくお風呂に入れて貰えました、水も飲めない体。首が赤ちゃんみたいに座らないから、寝たまま入れるベッドで入れました。


  
  最期に入れて良かった。



  さらに昨日は父の兄弟と、長年行きつけの床屋さんが来てくれて、嬉しそうでした。他人には、「ありがとう」が言えてました。

  でも、カットは無理でした。
  髪を切るにも座っていられない。
  でもね、 1センチしか無い髪を、無理に剃る必要無いと思ったから、出来なくて良かった。
  坊主頭より、毛が生えていた方が見た目に良し。まだまだ黒髪の方が多いの。遺伝なら、私も白髪には縁遠くて済むかしら…?

  

  今日はうとうと、昨日よりうつらうつら。


  看取りチームの看護婦さんから説明を受けました。



  1日、1日と、衰弱して行きます。もう、このまま市民病院で最期まで入院させていただけます。
  

  昨日も父は、「もう家に帰れないかもなぁ」と言っていたから、最後まで諦めないんだな。って言うか、あれ?  って思った。
  
  しぶとく諦めないと、病気の進行は遅らせれるんじゃないかな?  今回父を見ていて、そう実感しました。

  自分ならアッサリ受け入れ、さっさと逝っちゃうけどね。



  市民病院では色々苦労したけれど、良い病院とは思わないけれど、この段階から行ったこともない知らない病院に送られるよりは、良かったかな。


  塩対応ながら、ここまで来ると看護婦さんも、ちょっと優しくなったように感じられます。

 それに今日お話しした看取りチームのリーダーの方は、とても感じが良い方で安心しました。



  父は今日は、個室に移動しました。


 
  看護婦さん。兄がいると知り、お兄さんいるの?  と驚かれました。


  
  看護婦さん曰く。

  「お母さんもお兄さんも、本当に後悔しないと良いけれど…。死んでからじゃ遅くて後悔する方も沢山います…。」

  と、


  兄にラインしているが、既読にはなるが返信なし、土日も来なかった。


  
  まぁ、仕方ない。


  看護婦さんが、意識が無くなり寝ていても、耳だけは聞こえてますよ。


  かける言葉があるかわからない。


  足の爪は真っ白。くるぶしがわからないほど浮腫、冷たい。
  毎日、摩ってあげよう。


  なんだろ?  猫に対しての方が自分優しくできるなぁ。って思いながらやる。


  まだ、痛み止めは使用していない。するとしても飲めないから、必要なら近いうちに点滴でするだろう。



  こんなギリギリまで、痛みに苦しまず、父はラッキーだ。胃がんなのにも関わらず、6月までは食事も採れていたから、ラッキーだ。


  
  結局父は、意地を張り? 私が家を出てから、近いのに新居にやって来ることは無かった…。私からも誘わなかった。これがちょっと後悔。


  
  逆に父こそ、言い残したことがあるのでは?  と気になる。しかしろくに話せない父から、もう聞き出すことは無理だろう。


  
  安らかに、ただそれだけを…。


  
  でも、まだ一週間くらいはお迎え来ないかな?



  看護婦さんも、ハッキリわからないと。足裏が紫色に変色してきているから、看取りの心構えをと言われました。



  心構えは出来ている。



  だって、ステージ4と一昨年宣告された時。去年バイパス手術の説明受けた時。一月に入院した時。先月入院した時と、4回も心の準備して、なんだかんだとそれなりに悲しんで涙を流して、受け止めてきているから。あ、毎回私と父と2人きりで聞いていたな。



  毎日、会いに行き、最期まで義務を果たす。



  私に出来ることを、無理のない範囲で行うのみです。



  旦那に、私たちには子供居ないから、自分らが死ぬ時は、何もして貰えないかもだけれど、こうして私がお父さんにやってあげる事で、私たちも誰か優しい看護婦さんから、してもらえるかもしれないね。


  と見返りを期待するようなことを、言ってみたら。


  そんな下心あるうちは、まだダメだね。


  って言われちゃいました。




  ブログはぽつりぽつりと、プチ復活。



  職場に最後の給料を取りに行くと、お客さんガラガラで、お店の天井の蛍光灯も消えて、なんかやってないみたいでした…。
  新人君が、機械を壊してしまったらしく、凹んでました…!
  あらまぁ…。(゚o゚;;