先ほどの続きです。
  結局、二時間も待ちました。

  先月の四日以来、ようやく主治医の診察。


  入院中も、外科に任せっぱなしで、説明なども無く、今日一体どんな提案をされるのか?
 と思いきや、予想の斜め上を行ってました。


 まず、いきなり。

「抗癌剤のせいで穴が空いたわけじゃ無く、やってやくても穿孔は起きたかもしれない。」って言ってきました。

  いやまぁ、医療ミスだとか、説明不足だとか文句言うつもりもなかったけれど、いきなり自己保身?

 で、お決まりの。


「体調どうですか? お腹痛いですか?」


  と聞いて、父が短く答え、お腹を数秒触診で、終わり。



  で、私は父が抗癌剤をやりたいことはわかっていて、入院中も何度も言ってたし。たた、キツイのは無理。と思っていてどんな提案来るかと思いきや。


  二時間も待たされた上、医師から出た言葉は。


『手術したばかりだし、しばらく治療お休みしましょうかね』


  でしたよー。ビックリ。Σ('◉⌓◉’)


  治療お休みって、もうお手上げ状態って言うか、診る実力無いって言ってるだけなの?


  
  何かしら?  無いのかい?

  
  私が、何も言えなくて戸惑う父の代わりに、あらかじめ考えていた。以前の飲む抗癌剤を。TS1くらいは飲んだ方が良いと考えてます。と言い、先生は、じゃあそれで。って感じで、診察は終わりましたよ。


  これじゃあ、先生必要無いくらいだよ。( ´Д`)


  結局、気休めに。TS1を二週間飲んで、二週間休薬。


  ただ、それだけ。_| ̄|○


  挙句に私が年寄りだから、進行遅いんですよね?


  って聞いてみたら。年齢と進行は関係ないそうです。今迄どんなガンか聞いてなくて、スキルス胃がんか聞いたら、スキルス胃がんでは無いそうです。


  ただ、また胃の下部に酷い癌があるから、また今後詰まって食べれなくなるかも。とだけは、また言われましたね。あと穿孔にまたなるかもしれない。とも、言われましたね。


  挙句には。


『一年以上、よくもっている方だと思います』


って言われて、3分診察終わりました。(ー ー;)


  父、よくもっているんだぁ。

  発見時で、手の施しよう、手術不可能なくらい進行してたから、先生的には予想外みたいな言い方されたよ。


  医師から見ても、思った速さで悪化してないって事なのかな?  


  12月の胃カメラの時も、一週間前はもうバイパス手術が必要だ。って言ってきた割に、胃カメラしたら一転。思ったよりまだ通り道ありました。って意見変えたからね。


  悪いけれど先生がヤブ医者っぽく感じられて、あまりあてにならないだけに、わかんないや。


  あと父、今迄薬とかほとんど飲まずに来たからか?  痛みにも強いし。  癌に対して、元々の体質で抵抗力も強いのかも? しれないな。


  
  ただ最近、がんセンターや、大学病院で癌の治療している方のブログを読んで。市民病院との格差が激しいな。って雲沼の差だと思った。


  だって市民病院、父に治療を提案できないんだよ。父が胃ガンになり、抗癌剤以外は一切提案すら無く、その抗癌剤の説明もさほど無くて、そもそも市民病院には、腫瘍科の医師がまずいない。でも大学病院やがんセンターでは、次々に治療の提案とかされて、設備も整っているし、専門医もちゃんと居て、様々な治療にチャレンジするブログ主さんとかいるし。



  田舎の市民病院くらいの規模では、とりあえず何もしないよりは、ってくらいの抗癌剤をして、あとは治すより緩やかな死に向かうのを眺めるだけなんだろうな。

  周りも父よりも、さらに年配者ばかりだよ。

  若い子は、働き盛りの中年は、自分で遠くても大きな病院に行くんだと思う。

  私も、市民病院ばかり来ていたから、自分の不調について、ついでに市民病院で診察してもらう時間あったけれど、自分が手術した大きい隣町の厚生病院が良くて、なかなか先延ばしになっちゃったしね。




  父以外にも、この田舎で市民病院にしか来れない年配者は、みんなそんな感じです。放射線治療とか受けることもなくて、そんな設備も無いから、積極的に大きな病院に転院しない以上、腫瘍科でもない内科医が、とりあえず一般的な治療をするだけです。



  父の為に、新しい治療を提案とか、悩みとか心配事とか診察で聴いてくれる余裕も無く、市民病院には医師のキャパオーバー以上の患者が来るから、先生に熱意もないしね。


  とりあえず父、何もしないのは不安なので、そんなに効果が無いってわかっていながら、慣れた飲み薬を気休めに飲むだけになりました。



  さらに、調剤薬局に行くと、TS1は置いてなくて、取り寄せになりました。取り寄せって事は、それだけその薬を飲む患者さんがいないってこと。Σ('◉⌓◉’)



  

  その後、父と母に、確定申告用に去年の領収書を渡してもらいました。

  今迄は母がとにかくアホみたいに病院ばかり行き、雑誌の厚さになるほどの領収書の束でしたが、今回は父の方が多そう。ってか、母がここ10年で、一番領収書が少ない。例えるならば今までが漫画雑誌の厚みだと言うと、今回は週刊誌程度の薄さだよ。奇跡だ。


  市民病院、11月までは、ずっと父ひとりで行ってました。月一くらいかと思っていたら、市民病院だけで領収書が30枚もありました。


  そんなに行ってたんだ。(><)
  母と違い、父は放置気味だったから。



  今日も母なら絶対、スーパー行きたい。調剤薬局寄って。って言うのに、父は私が帰るの遅くなるから気を遣い。

  自分で調剤薬局に行くって言うの。

  調剤薬局まで実家から300メートル無いくらい近い。
  でも父は車で行く。母は、自分で行きたく無いから乗せて行ってと言う。


  さらに最近、帰りにお昼ご飯として、ホットモットでお弁当買います。父は和風幕の内弁当。私は唐揚げとか、特製のり弁とか。


  父の事、結構ボロクソ書き殴ったけれど、父は初の手術、初の長期入院と、緊急時だったから、わりとゆるせて来ました。これぞ、喉元過ぎればなんとやらの良い面だな。
 それに一番はブログに吐き出して、皆様に聞いてもらえることで、怒りなど悪い負の感情は、段々と癒されて行くのだと思います。
  皆様に、感謝です。(^人^)



  なんだかんだで父は脳梗塞の通院もあり、結局去年60回程病院に行き、私が診察や検査に付き添いしたのは15回程度で、割合的には少なかった。
  



  あまりの領収書の数に、三回連続合計が違ったりして、計算機ばかり叩いてます。(ー ー;)



  医療費は、やっぱり後半一気に高額になり、母の眼科も高かったから、55万円程でした。

  ((((;゚Д゚)))))))


  まぁ、予想の範囲内です。


  さらに猫の治療費が20万円かかったから、トータル75万円超えた。
  
  これは記録更新したね〜。

 猫は家族なのに医療費含めれないのが残念。ペットも医療費控除含めれたらなぁ…なんて、思いました。


  これだけ民間保険からの補填無しで、まるっと支払いしたんだから、目玉が飛び出る医療費です。((((;゚Д゚)))))))
  

  そりゃあ、貧乏脱出出来んはず。
  この際低所得の分類に落ちたいくらい。


  ちなみに私の医療費は、私は別世帯だから、もちろん合算出来ず。
  出来たら良かったのにと思ったよ。
  

  今年も医療費どうなることやら…( ̄O ̄;)
  なるようにしか、ならないさ。