2017-08-19 14:30:43

「中野区K邸~音楽家の住まい」竣工2か月後の訪問

テーマ:建築コラム

竣工2か月たった中野区K 邸に、8月の初旬にお招きいただきました。

音楽スタジオでのお二人の演奏を聴かせていただく、ということになっていました。15畳ほどの半地下の音楽スタジオは、日々の練習や、教室、小さな演奏会も開けるような空間を、というご希望を叶えるため、空間のボリューム感、壁の素材など、さまざまな形で何度も検証し、現場でも迷いつつ、決めていきました。その結果が、音響や遮音がどうなったのか、大変気になるところです。今回、お伺いする機会ができうれしさとともに、どきどきししながらの訪問でした。

 

 さて、元気な笑顔のお二人に迎えられ、地下のスタジオへ。バイオリンとピアノという、かなり音響特性の異なる楽器ですが、バイオリンの音色はすばらしく、豊かな響きと切れのある音が空間全体に反射して、聴衆としては全身がうっとりするような音楽鑑賞のひとときになりました。

また、ピアノは、スタインウェイの力強いグランドピアノと、ピアニストのKさんのパワフルな演奏に、空間が小さすぎてきついかな、という印象を受けました。ただし、置き型の吸音パネルを何枚か設置すればだいぶ改善するようです。音の響きは、後では作り出せないが、吸音はいつでも可能、というアドバイスを受け、全反射で作ったので、吸音については、これから吸音材の配置を考えて最適な音響を見つけていただくのがよいと思いました。
遮音性能もかなりよく外ではほとんど聞き取れません。夜中に思いきり演奏しても大丈夫、とのこと。遮音のためのノウハウを積み重ねた結果、このような性能が実現できました。

 

その後、ディナーをご馳走になりながら、設計から工事までの長い年月の思い出を語りつつ、今お二人が本当に音楽スタジオも、住まいにも大満足しておられる、というお話を伺って、本当にうれしかったです。特に、音が強く響きすぎるかと心配したピアノですが、「練習室としては音の響きがとても快適で、10時間でもずっと弾いていられます。本当に素晴らしい練習室です!」と言ってくださいました。自分が本当に夢にみたことが実現したのだと、感慨深く、しみじみ幸せな気持ちになりました。

お招きいただき、感想をお聞かせくださったKさんご夫妻に心から感謝の気持ちをいっぱいです。長い間、ありがとうございました。

そして、協力してくださった永田音響の池田様、工事を請け負った本間建設のみなさん、本当にみなさまありがとうございました。

 

 

AD
いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

AD

ブログをはじめる

たくさんの芸能人・有名人が
書いているAmebaブログを
無料で簡単にはじめることができます。

公式トップブロガーへ応募

多くの方にご紹介したいブログを
執筆する方を「公式トップブロガー」
として認定しております。

芸能人・有名人ブログを開設

Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
ご希望される著名人の方/事務所様を
随時募集しております。