歳のせいか日曜夕方に乗った疲れがまだ抜けない。

しかし風の方は日曜夕方からずっと北西が続いており、ちょうど今日水曜で終る予報。またこの先の2週程の風予報はさっぱり。仕事の調整も出来たし、せっかくなので年休をとって琵琶湖に。

行きは踏切事故でJRが止まる。結局付いたのは40分遅れ。


それなりの風なので、珍しく3回連続で5.8セイルを準備。フォイルは小さい方の1200の前翼にして、尾翼に-0.5のシムをはめようとしたら、ない。

風で飛ばされたのかと風下を探したら、シムを入れていたビニール袋だけ発見。仕方ないので尾翼はシム無にして、ジョイント位置を普段より前目に取り付ける。


1)準備に手間取っているうちに、少し風も落ちたようなので、思い切って出艇
しかし一時的なものだったようで、沖につく頃にはビュンビュン。数往復頑張るも、限界を感じて逃げ戻る

戻って、シムを店の人に聞いたら、拾ってくれていた人がいて届いていた。感謝。危うくクリアファイルを切って、パンチ穴を開けて、自作のシムを作る事になるところだった。


2)フィンに変更して2回目の出艇
フィンの人達は6点台以上のセイルを使っているし、若干ガスティでもあったので、一番長い46cmのカーボンフィンを選択。5.8セイルとバランスは悪いかもしれないが、プレーニングすることを優先。

沖へ出てみると、結構いい感じ。先週水曜に続いてのフィンだが、やはりフィンは思い切って楽しめる。手術跡が心配な頭への振動もそれほど激しくない。

気分良くジャイブを数繰り返しているうちに、何となく自分の欠点等にも気付き始める。どうも私には滑らかさがない。動きがカクカク。視線は手元でなく、なるべく前の方を見て、円を描くイメージで滑らかに動かす意識が必要か。

疲れるまで乗って帰艇


3)休憩して、まだ時間があったので、もうひと頑張り
風は相変わらず強く、まだまだ5.8フィンで十分走りそうなのが浜からでも分かるが、気持ちはフィンよりフォイル。フォイルは朝少ししか乗れてないので、何となく物足りない。

-0.5のシムを尾翼にはめて、ジョイント位置を朝より更に前に付けて、思い切って出艇。肝試しフォイル。

すぐにブローに見舞われ、叫びそうになる。しかし頑張る。

水面がどす黒くなる強烈なブローは着水させてプレーニングでやり過ごし、行けそうな感じがしたら離水させてフォイリング。フォイルを始めた頃によくやっていた練習法。それでも少しずつ強風にも慣れてきて、飛ばせる割合が増えてくる。

-0.5のシムが効いているのか、前寄りのジョイント位置が効いているのか分からないが、朝よりは乗りやすい。フォイルはセッティングの違いが、フィンより影響しやすいように思う。不思議なものだ。

また右足前で飛んでいるときと、左足前で飛んでいるときの安定感も違う。自分は右が利き足のようで、右前の時がボードの前にしっかり加重できて、抑えが利きやすい。

他にも、雑誌の記事などを読んでいると、レース系のフォイルは幅広い専用ボードで横から浮き上がりを抑え込むと書かれていたが、強風で乗っていると普通の幅のお古のスラロームボードでも、何となく横からの抑えの有効なのが分かる。ただ横から抑え込むと、それが前への推進力変わってスピードが上がるので、まだまだスピードが怖い私は、慌ててセイルの風を抜いて持ち直すことになるが。

それなりにフォイルにも満足するまで乗って、本日終了


水面を切り裂くフィンはもちろん愉しいが、フォイルの浮遊感もまた愉しい。
どちらも中毒性のある遊びだ。

フォイルを始めてから、ウインドが一粒で二度おいしくなった。