正確に言いますと、峰定寺の敷地に美山荘があり、そもそも峰定寺の宿坊だったのです。
平安時代から創建された峰定寺は古くから修験道の修行の場でありました。
マスクをかけていても凛とした雰囲気の中に優しさが漂ってくるような方。
どうお呼びすれば分からず、名前をお聞きしたところ『かずこさん』だそうです。
花背に来るまでの鞍馬からの道中、荒れた山の話を主人がしたら、そこから話が弾み『どちらから来られたの?』『雪解けあとの芽吹きは感動するよ。人生も同じなの、苦労があるから幸せが何倍にも感じるのよ…』私はかずこさんに『どちらからお嫁に来られたのですか?』と伺ったら『五所川原なの…』と。
そこからまた優しい会話が続き、その内容は心が浄化されるようなお話でした。
正直なところ、花背に来たのは美山荘でのお食事でしたが、私にとってはかずこさんとここで出逢い、お話が出来たことは、神様から言葉の『御守り』をいただいたようなそんな清らかな気持ちになりました。
勢いでかずこさんの年齢をお聞きしたら『8?歳』とても見えません!
美山荘でお食事後、若女将さんに『かずこさんとたくさんお話をしてきたんです…』と話たら
『まぁ、普段はそんなにお話をされる方ではないのですよ…』と。
(きっと五所川原と粟野、同じ田舎者としての共通点がご縁を導いたのでしょうか 笑)
いま、こうしてブログを書いていても『かずこさん』の笑顔とお話が浮かんできます。
花背には人を惹きつける魅力があるのですね!