朝、雷鳴の轟きで目覚めた。

 

一夜明けても絶望は変わらなかった。

 

気分は最悪だった。

 

今日もそういう一日になるのだろうと覚悟を決めた。

そのくせウジウジ考え込んでいる自分に腹が立った。

 

そして赦せないとも思った。

 

こんなくだらない人間になってしまって色々な人に迷惑をかけて、

それでもおめおめと生きている自分が情けなかった。

 

でも、

もう後戻りは出来なかった。

やり直すことも最早遅かった。

 

言い訳を考えながら後の残りを生きるしかなかった。