昨年の今頃、空っぽになった、あなたのご実家を目の当たりにして、気持ちのやり場がなく手紙を差し込みました。若い時のあの頃の自分の気持ちと変わらないままに。

 

あなたが電話で応じてくれたことで、もしかしたら私だけでなくあなたにも未だに変わらない気持ちがあるのかもしれない。そう思ったらつい舞い上がってしまった。

 

胸の奥にしまってきたあなたの追憶が甦ると同時にあなたへ抱いた当時のままの激しい感情が湧き上がるのを抑えきれなくなっている自分がいました。

 

おめでたいはずの挙式の写真。悲しげな瞳をしたあなたの表情を見て25年前にあなたとしっかり向き合わなかったことを心の底から悔いました。昔の自分を責めたりもしました。

 

精神のバランスを保つのに大事なこと。生きる上で最も必要な防衛本能、それが人類の偉大なるサガ〝妄想〟読まれていても、読まれていなくても、前後矛盾があってもひたすらあなたへの想いを綴り続けた。

 

心の奥底に沈んでいたあなたへの感情をこの一年で炙り出して整理していきました。2023年は私にとって心の洗濯の年でした。

 

お陰様で私もだいぶ落ち着きました。そして私のあなたへの愛が永遠であることに気付きました。以前と変わらずあなたの幸せを願うこともできました。

 

時間の経過とともにあなたはきっと現在、幸せにされている。私も昔伝えられなかったあなたへの想いはこの場でほぼ吐き出すことができた。ずっと会わずに長い年月が経ちましたが、この機会を得たことに感謝しています。

 

2024年があなたにとって益々素晴らしい年となりますように。心より願っております。