戴帽式で歓喜に満ちて眺めた灯火をあなたは忘れたことはないでしょう。一般的に戴帽式 11月に行われるそうです。あなたの看護学校ではどうでしたか?

 

今時、看護帽を被るスタイルも無くなりつつあるらしい。それを目指して頑張る子だっているのに寂しい限りです。

 

私が青戸の病院であなたを見つけられなかったのはあなたが夜間勤務だったからではないかと思います。だから日中は全然見つからなかった

 

私も仕事柄、月に夜勤8回こなすことがざらでした。休憩で寝る時間なんてなかったし。気が滅入るのは当然かもしれない。

 

あなたが苦しい時、夜間に電話をくれたことがありましたね。頼られて嬉しかったけど、あなたに会いにいくのに病院ではなくて、ご自宅まで行けば良かったと思った。臆病になって遠慮したことであなたを長いこと孤独にしてしまった。本当にすまなかったと思っている。

 

あなたの孤独感を助長したのは?失恋?仕事が苦痛だった?あの時、私はあなたのシグナルをしっかりと受け止めていましたよ。

 

できたら今後、私が受話器を上げるまで電話を鳴らしていてほしい。私はあなたの綺麗な瞳も好きだったけれど、声も好きだった。あなたの声を聴きたい。あなたの気配を感じたいです。