阪神タイガースが日本一になった。9年前、大阪に居た頃、甲子園でソフトバンクとの日本シリーズ初戦を鑑賞。その日は勝ったもののその後は4連敗。今年は野球に関心を向けることがほとんどなかったけれど一時でも大阪に住んだ者として阪神が日本一になったことは嬉しいものです。
38年前に阪神タイガースが日本一になったのは私達が小学4年生の時。担任だったセキ先生が教室でTVを観せてくれた。肌寒くなってきて石油ストーブが付いたばかりの教室内でクラス全員で観た。そんな光景をなんとなく憶えている。
小学4年生、あなたも同じクラスだったんだよね。私はその頃、あなたの存在に気付いていなかった。小さ過ぎて見下げてみないとわからなかったのかもしれない 笑
その翌年、セキ先生は別の小学校に移られた。私は小学1年生から4年生までセキ先生が担任だった。セキ先生がいなくなって5年生になったらどの先生が担任になるのかとても不安だった。4年生の時、隣のクラスの担任はメガネをかけたシャキシャキした女性の先生。生徒に影のある様子がセキ先生のクラスとどこか違う雰囲気を感じた。
怖る怖る隣のクラスを覗いてみると黒板に平仮名2文字が書いてあって、下にたくさんの数字がならんでいる。なんじゃこりゃと思った。
来年、あの先生が担任だったらチョット嫌だな。そう思った。そういうマイナスな気持ちって引き寄せるんだよね。当った、イシアタリ先生に。あなたも同じふうに思わなかった?あちゃー、当たっちゃったって 笑
2年間はとても苦痛だった。時代が時代だったから競争社会の煽りを受けた教育の走りだったのかもしれない。先生自身も振り返ってみるとやはり大変な時期だったと後に振り返ってましたね。
私はあのクラスではハミ出しものみたいに扱われていた。班から追い出されて教卓の横に机を付けて授業を受けさせられた。クラスの連中は狡猾にイイ子を演じるから自分は余計に問題児と見られていた。あの頃は教卓側からクラスの連中を見わたして心の中で「FUCK YOU🖕」と常に中指を立てていた。
私は小5、小6のクラスの雰囲気が本当に嫌いだった。先生も苦手、同級生も男女問わずほぼ嫌い。けれど6年生の時はあなたに目覚めてしまったこともあり。様々な思いが錯綜した時期でもありました。そういえば私の強敵(とも)、シノちゃんもいたな。キザピーもいたな。まるでマンガに出てくるキャラクターみたいだったね。
キザピーはあなたのことが好きだった。彼はあなたが看護婦になると予言したのを憶えています。まさか当たるなんてね。あなたに丁寧に勉強を教える場面を見て「キザピー優しいぃ」と思ったよ。私は不器用だし何の取り柄もなかったからその時、複雑な眼差しで見ていたかな。
そんな6年生が終わりを迎える頃、小学校を卒業する間際に私にとって忘れることのできない出来事がありました。私がその出来事を起こさなければ、私の小学校の思い出は特にこだわりなく、おそらく綺麗さっぱり記憶を失くしていたと思う。
卒業以来、久々に先生と再会したのはその時の謝罪のため。過去、私が先生に迷惑を掛けたことに対して呵責の思いがずっと私の心にはあった。
あなたとの関係を立て直そう。そんな狙いも確かになくはなかったけれど、それとは別の動機があっての小学校の同窓会主催。26歳の時でした。
動機は私なりの償い、過去に対する清算。
この続きはまた改めて…