母の命日は彼岸明けの9月27日。
早いもので今年で19回忌。
母は根が病弱だった。私が小さな頃から時折り入院することがあった。入院している間、私達子供らは父方の親戚方々へ預けられた。
50代になって母は婦人病を患い、子宮を全摘出した。何年かは容態は安定していたのだけれどその後、闘病生活が続いた。リンパから癌が転移、脳腫瘍から半身麻痺となった。
脳腫瘍の施術対処としてガンマナイフというのがあって、それが3か月待ちとのこと。その期間を待てば母の容態が悪くなっていくのは目に見えて明らかだった。家族内で漂う絶望感。当時は母のことで家族全体に影が射すのを感じた。
もっと母が健康なうちに家族が優しく労わってあげたら良かった。病を患った後で癌に効能があると言われるメシマコブやらアガリクスやら代替医療の知識を仕入れた。ガンは切開すると血液から転移するということもその後の医学博士の話でわかったこと。
医療従事者だったあなたにこんなこと言うのは失礼かもしれないけれど私達、家族は入院して良いことは、まずないと何となく予感していました。そして母を一番弱めたのは抗ガン剤。結局、それが死につながった。母の死因はガンではなく抗ガン剤投与だと私は思っている。
ガン治療で抗ガン剤なんて使っているのは日本だけ。あれは猛毒以外の何物でもなく、MRと結託して医者が金を儲けるための商売道具に過ぎない。
病院は大塚の癌研から始まり、たらい回しにされて東京臨海病院に入院。母を見舞った時、母は眠っていたので枕元で椅子に座っていて居眠りをした。しばらくして眼を覚ましたら母は既に目を覚ましていてずっと私を直視していた。その時、半身麻痺していたから左手だけで私の顔をずっと撫でて、さすってくれた。その時、自分は涙がこぼれそうになるのを必至で我慢することしかできなかった。母はその時には自分の死を悟っていたんだよね。
数日して母が亡くなって、その場で看護婦が入院請求書をわたしてきた時に悲しさは吹っ飛んでしまった。母が亡くなった翌年、忘れもしない母の主治医だった医師が女性MRへの猥褻行為で逮捕されたニュースをTVで見た。診察の話口調からしても、ろくな医師ではなかったけれど母はそんな医師に対してもお医者様の言うことは聞かなくてはという謙虚な姿勢でいた。
あなたの勤務していた病院でも医療ミス事件で大騒ぎになったことがありましたよね。大病院に勤める医者にろくな人間はいない。病院なんかに勤めるものではないです。あなたは早々に看護婦を辞めて正解だったよ。
ちなみに私がワクチンの嘘を知ったのもコロナが発生する3年前からです。母のことがあってから私は医療の嘘を見抜く目を養いました。
父の救急搬送の時には受け入れ先の病院が全然なく、2時間も救急車で待機させられた。この国の医療機関はおかしいです。今や病院は命をつなぎとめるところではなく、人が死を迎えるところ。あなたもそのことは身に染みてご存じだと思う。
だからこそ、くれぐれも健康でいてください。私はあなたのことが好きだから。あなたには長生きしてもらいたいと思っています。
ちなみに私は韓流ドラマに一時期ハマったことがあって韓国の歴史上、実在した名医を題材とした「ホジュン」というドラマが好きでした。医者とはこうあるべきと感動させられるドラマです。惜しくも主人公の俳優は交通事故で亡くなりましたが心に残る名作だと思います。時間があったら、あなたも是非、鑑賞してみてください。お勧めです。