もう5月です。ずいぶんご無沙汰ですがこのさいそんなことはおいといて!!!

2013年3月22日(金)~24日(日)
復興支援舞台『イシノマキにいた時間』という公演のお手伝いをしました。

大阪出身で、お笑いや俳優や脚本、演出とマルチに活動されている福島カツシゲさんが、ご自身の石巻でのボランティアスタッフの経験をそのまま舞台にしたというものです。

納谷さんや圭志さんや富良野グループの皆様はカツシゲさんとは家族のようなお付き合いをしていて、その繋がりでわたしもずいぶん前から応援させていただいておりました。

このお芝居は昨年の12月にcube gardenにて一度上演されたのですが、我々はサクラダ~と丸かぶりで観ることが出来なかったんです。
ですが素晴らしい舞台なのでぜひもう一度観たい!という声が上がり、三月に再度コンカリーニョで上演。

今回はたまたま、私の別の方面での恩人がこの公演の発起人&実行委員長でして、その縁で私も実行委員として名を連ねる事になりました。縁ってホントに不思議。
プラス、他ならぬカツシゲさんの札幌公演ということでイレブンナインも総動員でお手伝い!!

いやーーーー…いいお芝居でしたよ。

震災ものということで、どう切り込んでくるのか、ともすれば説教臭くなってしまうのではないか…などと、観る前からいろんな想像をしてました。
でも観た人の感想はどれも素晴らしいもの。良くない感想がひとっつもない!!
これはスゴイことです。

ゲネプロで初めて観ました。
…滂沱の涙!!

決して押し付けがましくない。
実際に体験してきた事実のみをただ私たちにありのまま伝えてくれるそのスタンスが素晴らしい。
「こんな現実があるんだよ。だからこうしなさい」と言ってる訳ではないのです。すべては観る側に委ねられるだけ。
そしてその情報を、余計なフィルターを通さずシンプルに伝えてくれようとしている感じがビンビン伝わってきます。
舞台が出来うる最高の支援の形を見せてくれました。

長い年数舞台をやってきて、舞台が持つ『伝える』役割がこんなに必要なのだと、素晴らしいものなのだと感じることはなかなかありません。

お芝居やってるものとして、ありがとう、と言いたくなるお芝居でした。
心の中で何度も「ありがとう」って言ってましたわたし。

吉俣良さんのピアノも素晴らしかった…!
もちろん当たり前にモノ凄い方なので私なんかがこんな風に言うのもおこがましいですが、このお芝居に惚れ込んで、忙しいのにどんな場所でも来てピアノ弾いて下さるなんて…愛だなあ…。素敵な方でした。

ゲネを観てから急いで観て欲しい人たちに伝えました。
いつもイレブンナインを応援してくださってる北あかりの村長や店長がたくさんのお客様を呼んでくださって。
本当に素晴らしかったからまた明日も来るよ、と二日続けて来て下さったのも嬉しかったなあ。
私は役者ではありますが、基本的に観るのも大好きなので、自分が出ている出ていないに関係なく、素晴らしいお芝居をとにかく伝えたい…と思ってしまうんだよなあ。
もちろんそんな風に思ってもらえるお芝居を自分たちで作るのがイチバンではありますが…精進します!!!

素敵な時間のお手伝いをさせていただきました。
ありがとうございました!!!
しかし写真は全然ないす。申し訳ない…。。。打ち上げの写真を数枚!

そして『イシノマキにいた時間』はまだまだ全国を回っています。
皆様のお近くに来られた際には是非ご覧いただきたい!!
絶対絶対観て欲しい。

宜しくお願いします!

『イシノマキにいた時間』公式ホームページ
http://www.ishinomakitime.com/

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