日曜劇場の「とんび」というドラマに感動していますほろり


毎回、といっても2回目だけれど、涙が止まらずティッシュが離せませんきらきら


お母さん役の常盤貴子さん、好きなのよね~


なのに、初回で死んでしまって、本当に残念でしたしょぼん


不器用な父親役の内野聖陽さんもさすがにいい味出しているけれど


柄本 明演じる和尚の台詞に含蓄があって泣けるのよね~汗


母親を亡くして、淋しい思いをしているアキラ少年に雪のちらつく海岸で、上着を脱がせるの。


そして、寒がっている息子を抱けと父親に言うのね。


抱かれている胸は温かいけれど、背中は寒い。


母ちゃんがいる子は、背中を母ちゃんが抱いてくれるから、温かいんだ。


でも、お前にはいない。


その寒さを抱えて生きて行かなくてはならないんだと。


そして、その背中にそっと和尚は手を当て、内野の友人である自分の息子にも当てるように言うのね。


お前には母ちゃんはいないが、こうして背中を温めてくれる人がまわりにたくさんいるんだ。


だから、自分をかわいそうだなんて思ってはいけない。


さみしいという言葉は、寒しいという言葉から出来たんだ。


寒くないお前は、さみしくなんてないんだぞって言うのね。



卒園式にも母ちゃんはいないけれど、だれよりもたくさんの大人達が来てくれた。


こうして、ぼくは母ちゃんのいない寂しさを埋めてもらったのだと・・・・




また、父ちゃん(ヤスさん)の周りに集まってくる面々が、みんないい人達ばっかりで、


助けてあげると言うより、ヤスさんの魅力に惹かれて側にいるという感じが良いのよねラブラブ



今回のとんびを見て思ったんだけれど、


家族の絆は確かに大切だけれど、


こんな風に父子で生活しなくてはならない人たちや、両親を亡くしてしまった子ども達もいる。


肉親の代わりは出来ないけれど、まわりの人々の優しさによって心が温められるということも

あるんじゃないかな。


教師時代、父子家庭の子どもを受け持ったことがあるのですが、


お父さんにはたくさんの友達がいて、そして、クラスのお母さん達もなにかと

声を掛けてくれていた。


そういうことが、その親子を温めてくれていたのかな。




家の父も独り暮らしをしていたときに、本当に近所の方々に助けられたのね。


だから、最後まで家で暮らすことが出来たのだと思う。


でも、葬儀で色々な方に、お父さんには生前お世話になったんですよと言われ、気付いたのですが、


元気な頃にちゃんと幸せの花ブーケ1を咲かせるタネを蒔いていたみたい。


情けは人のためならずと言うけれど、本当にそのとおりだなと思う。



だんだん、そういう地域の繋がりがなくなってきて、孤独死が増えていくなんて淋しすぎるよね。


こんな体になってしまって、人の為なんて言ったら、まさに偽になっちゃうけれど、


隣のおばあちゃんに声を掛けたり、友達に手紙を書いたり、出来ることから


幸せの種まきをしようかな。