
モダンJazz最後のジャイアント コルトレーン
まさに その若きトレーンの 大いなる第1歩
ジョン・コルトレーン 『ジャイアント・ステップス』
1960 - John Coltrane - Giant Steps
収録曲
全曲ジョン・コルトレーン作曲。8.-13.はCDのみ収録。
1.ジャイアント・ステップス - Giant Steps
2.カズン・マリー - Cousin Mary
3.カウントダウン - Countdown
4.スパイラル - Spiral
5.シーダズ・ソング・フルート - Syeeda's Song Flute
6.ネイマ - Naima
7.ミスターP.C. - Mr. P.C.
8.ジャイアント・ステップス(別テイク)
9.ネイマ(別テイク)
10.ライク・ソニー - Like Sonny
11.カウントダウン(別テイク)
12.カズン・マリー(別テイク)
13.シーダズ・ソング・フルート(別テイク)
演奏メンバー
ジョン・コルトレーン - テナー・サックス
トミー・フラナガン - ピアノ(6.8.9.10.を除く)
ウィントン・ケリー - ピアノ(on 6.)
シダー・ウォルトン - ピアノ(on 8.9.10.)
ポール・チェンバース - ベース
アート・テイラー - ドラム(6.8.9.10.を除く)
ジミー・コブ - ドラム(on 6.)
レックス・ハンフリーズ - ドラム(on 8.9.10.)
ジャイアント・ステップス(Giant Steps)は、ジャズ・サックス奏者ジョン・コルトレーンが1960年にアトランティック・レコードから発表したアルバム。CD化に伴い、ボーナス・トラックが6テイク追加された。
『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・ベストアルバム500』に於いて、103位にランクイン。
コルトレーンは、マイルス・デイヴィスの『カインド・オブ・ブルー』への参加と前後して、本作をレコーディングした。まずは1959年4月1日にセッションを行うが、この時のテイクはアルバム本編には収められず、CD化の際に8.、9.、10.の3テイクが発掘された。そして、同年5月のセッションで、収録曲の大半が完成。「ネイマ」のみ12月2日のレコーディング。
「ジャイアント・ステップス」は、複雑に変化するコード進行(1コーラス16小節中に長3度という珍しい転調を10回行う)と、♩=240を超えるハイテンポでの音数の多いサックス・プレイが話題となり、コルトレーンが従来のハード・バップから逸脱していることを示した。 「カズン・マリー」はコルトレーンの従姉妹に捧げた曲で、マイルス・デイヴィスのアルバム『クッキン』収録曲「ブルース・バイ・ファイヴ」を改作したもの。バラード「ネイマ」は当時の妻に捧げた曲で、後に多くのアーティストにカバーされた。「ミスターP.C.」は、マイルス・デイヴィス・バンドの盟友で、本作にも大きく貢献しているベーシスト、ポール・チェンバースに捧げた曲。
(ウィキペディア)