マイルス・ディヴィス『 カインド・オブ・ブルー』 | 世界の歌謡曲

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マイルス・ディヴィス 『カインド・オブ・ブルー』

MILES DAVIS (Kind of Blue)

 

 

Track list

01 So what
02 Freddie Freeloader
03 Blue in Green
04 All Blues
05 Flamenco Sketches

 

Miles Davis (trumpet)
Julian "Cannonball" Adderley (alto saxophone(except on "Blue in Green")
John Coltrane (tenor saxophone)
Bill Evans (piano except on "Freddie Freeloader")
Wynton Kelly (piano (on "Freddie Freeloader")
Paul Chambers (double bass)
Jimmy Cobb (drums)

 

『カインド・オブ・ブルー』(Kind of Blue)は、ジャズ・トランペッター、マイルス・デイヴィスのスタジオ・アルバム。1959年3月・4月の2度にわたって録音、同年8月にリリースされた。

 

概要

マイルスのバンドは、『マイルストーンズ』(1958年)でキャノンボール・アダレイ(アルト・サックス)を加えて6人編成となり、従前のハード・バップ・スタイルに留まらない、「モード・ジャズ」と呼ばれる新たな演奏手法に挑むようになった。

1958年中期からは短期間ながらビル・エヴァンス(ピアノ)も加え、更にモード・ジャズを発展させた。エヴァンス、そして本作にも参加しているジョン・コルトレーンも、マイルスの後を追うようにモード・ジャズを世に広めていった。マイルス本人は、この時期はモーリス・ラヴェルなどクラシックの作曲家を研究しており、本作にもそうした要素がどこかに入っていると語っている。

「ソー・ホワット」は、マイルスの口癖をタイトルにした曲で、後にビル・エヴァンスもジェレミー・スタイグとの共演盤『ホワッツ・ニュー』で再演した。

1997年の再発CDで、「フラメンコ・スケッチ」の別テイクがボーナス・トラックとして収録された。

影響

モダン・ジャズ屈指の傑作とされ、またモード・ジャズを代表する作品の一つ。そのコンセプトは、以後のジャズ界に大きな影響を与えた。

全世界でのセールスは1000万枚を突破、現在までジャズ・アルバムとしては異例のロング・セラーとなっている。

2003年、ローリング・ストーン誌が大規模なアンケートで選出したオールタイム・グレイテスト・アルバム500で、ジャズのアルバム、50年代以前に発表されたアルバムとして最高位の12位にランク・イン。

(ウィキペディア)