Jazzスタンダード202~『グッドバイ・ポーク・パイ・ハット』 | 世界の歌謡曲

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その日の気分で 心に残る歌

 

こんばんわ 暇なので(笑)

 

チヤールス・ミンガスという伝説のJazzジャイアント 「超」個性的なベーシストがいました

観客がうるさいと「黙れ」と怒鳴ったり 気に食わないと共演者殴って歯をへし折ったり

要するに今流に言うとアウトレージ? 武勇伝には事欠かないけど 純粋な音楽家でした

そんな彼が敬愛する先輩で盟友 レスター・ヤングの死に捧げた 美しいバラード

 

レスター・ヤングは不世出の天才テナー奏者 断言しますけど彼こそモダンテナーの創始者

溢れるメロディライン 独創的なアドリブ ホーキンス ロリンズ コルトレーンの先駆者

でも控えめで臆病で暴力嫌いで プレゼン下手で・・・

 

ビリー・ホリデイという これまたモダンジャズ・ヴォーカルの創始者がいました

壮絶で不幸な生い立ち 恋多き女性で 男運も悪くて翻弄されて最期は・・・

そんな彼女を終生支え続けた親友?恋人?

 

チヤールス・ミンガス

Charles Mingus - Goodbye Pork Pie Hat

 

 

マーカス・ミラー

Goodbye pork pie hat - Marcus Miller

 

 

ジョニ・ミッチェル

Joni Mitchell - Goodbye Pork Pie Hat

 

 

Del Album "Mingus", 1979.

 

Joni Mitchell - guitar, vocals
Jaco Pastorius - bass, horn arrangement on "The Dry Cleaner from Des Moines"
Wayne Shorter - soprano saxophone
Herbie Hancock - electric piano
Peter Erskine - drums
Don Alias - congas
Emil Richards - percussion

 

『チャールズがレスターの事を語り出せば
 いかに偉大な男が逝ってしまったかを知る事になる
 あの暗黒時代に光り輝いていた、
あのポークパイ・ハットを冠っていた
甘くスウィングを奏でるあの男の事を』

 

『真夜中に地下鉄から降りて地上に上がると、
タクシーのホーンやブレーキ音がまるで、
チャーリーのベースとレスターのサックスが奏でている様
 (チャーリーは療養の為に介護師と共にメキシコに下った)
ふたりの可愛いダンサーに会いにその音楽と共に向かって行くと
正にその時、「ポークパイハット」と言う名のネオンが輝くバーから
黒いこどもが二人、ダンスしながら現れた...』

 

「グッドバイ・ポーク・パイ・ハット」は、ミンガスが敬愛していたサックス奏者レスター・ヤングを追悼したバラード。ポーク・パイ・ハットとは、ヤングのトレードマークだった山高帽を意味する。この曲はスタンダード・ナンバーとなり、ジャズ界ではローランド・カーク、ギル・エヴァンス、マーカス・ミラー、綾戸智絵などがカバー。他ジャンルでは、ペンタングル『スウィート・チャイルド』、ジェフ・ベック『ワイアード』、ジョニ・ミッチェル『ミンガス』等で取り上げられている。

(ウィキペディア)