こんばんは いきなりですけど オペラは苦手です 3時間近くて長いし レシタチィーボとかいう長い「お経」みたいなト書きみたいな 体格の良い男女が声震わせながら・・・疲れる(笑)
イタリア物特にダメ 絶対途中で寝る でも例外はロッシーニとモーツアルト 楽しいから
そしてこのヨハン・シュトラウスのオペレッタ『こうもり』の序曲
カルロス・クライバーは間違いなく20世紀の天才指揮者 大天才にもかかわらずレパートリーは笑っちゃうほど極端に少なくて何枚かのモーツアルトとベートーヴェンとブラームス・・・
僕はへそ曲がりなので「帝王」カラヤンは嫌い 好きなのはバーンスタインとこのクライバー
『こうもり』はバイエルンとの共演版が有名ですけど この演奏は89年新春恒例ウィーン・フィルとの「ニュー・イヤー・コンサート」 TVで初めてこの曲聴いて観て腰が抜けた(笑)
「指揮」ってこういう風にするんだ!! タクト振らなくても 目くばせとかしぐさとか ちょっと腰揺らすだけで まるで魔法にかかったみたいに 天下のウィーン・フィルの楽団員が幸せそうに嬉々として そして聴衆も そして嵐のようなブラヴォー
おおげさかも知らないけど 音楽の楽しさ素晴らしさの全てがここにある
ヨハン・シュトラウス 『こうもり』序曲
Carlos Kleiber - "Die Fledermaus" - J. Strauss - New Year's Concert 1989
