Jazzスタンダード105~『クレオパトラの夢』 | 世界の歌謡曲

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その日の気分で 心に残る歌



『クレオパトラの夢』~Cleopatra's Dream

おはようございます おかげさまでこの「Jazzスタンダード」も100回を突破・・・
「Jazzスタンダード」は無尽蔵にあるけど 人間だから好き嫌いは当然あるし 知らない曲もたくさんあるし 50回過ぎるころまでは その日の気分で今日はこれ 明日はあれと次々
息切れしながら100曲紹介したけど 何か忘れてる 奥歯にものがはさまってるような・・・
そんな1曲 一度聴いたら忘れられないようなメロデイ

詳しい解説は末尾のウィキペディアの解説を
バド・パウエルという人は簡単に言うと チャーリー・パーカー同様 「モダン・ジャズ」の前夜「ビバップ」の時代をすさまじい勢いで駆け抜けた「狂気の天才」だと思います
それ以上に「ピアノ・トリオの祖」と呼ばれています 今では当たり前の 右手でシングルトーンのメロデイを奏で 左手でコード進行をバッキング そしてドラムスとベースがリズムをサポートする まさにその当たり前の「フォーマット」を作った人

ただパーカー同様麻薬中毒で若くして 同じく奇人変人のセロニアス・モンクとは盟友 お人好しのモンクが麻薬疑惑のパウエルををかばって投獄されたり キャバレーカード(興業許可書?)を剥奪されたりとかのエピソードも・・・
それからピアノ演奏しながら唸ったり 奇声を発したりとかのスタイルは その後オスカー・ピータソンやキース・ジャレットにしっかり受け継がれています



バド・パウエル『クレオパトラの夢』
Cleopatra's Dream



渡辺香津美_♪クレオパトラの夢~via音遊人~



バド・パウエル(Bud Powell 本名:アール・ルドルフ・パウエル(Earl Rudolph Powell) ,1924年9月27日 - 1966年7月31日)はアメリカ合衆国のジャズ・ピアニスト。
チャーリー・パーカーやディジー・ガレスピーらによって確立されたビバップスタイルのジャズをジャズ・ピアノの分野に定着させ、「モダン・ジャズピアノの祖」とも称される。また、現在まで続くピアノ、ベース、ドラムスによる「ピアノ・トリオ」形式を創始した。

1924年、ニューヨークに生まれる。パウエルの祖父はフラメンコ・ギタリストで、父はストライド・ピアニスト、兄のウィリアムはトランペット奏者という音楽一家で育つ。また、弟のリッチー・パウエルや、学友のエルモ・ホープも後にピアニストとして名を成すことになる。バドは最初はクラシックの勉強をしていたが、アート・テイタムらの影響でジャズに興味を持つようになり、15歳になる頃には兄のいるバンドでピアノを弾くようになっていた。
スイング・ジャズ系ピアニストの中でもモダンなスタイルを持つアール・ハインズやビリー・カイルの影響を受けた右手の高速なシングルトーンと、頻繁なコードチェンジに対応するため左手はコードプレーに徹するという、ビバップに最適化された新たな演奏スタイルを確立した。また、同時代のジャズピアニストであるセロニアス・モンクとは深く親交があり、若き日のパウエルはモンクから音楽理論を学んだと言われている。
1940年代後半から50年代初頭にかけて音楽面の最盛期を迎えるが、50年代中期以降は麻薬やアルコールなどの中毒に苦しみ、精神障害(統合失調症[1])を負う。しかしながら、不調期の録音においても、呻き声を発しながらの鬼気迫る演奏を聴くことができ、これを含めてパウエルの個性として評価する声が多い。
(ウィキペディア)